住友生命保険は契約時に保険料をまとめて支払う一時払い終身保険の予定利率を8月から引き上げる。国内金利の上昇を受け、契約者に約束する利回りを現行の1.10%から1.25%に改める。住友生命は6月にも利率を引き上げていた。予定利率が上がると同額の保険金を受け取るのに必要な保険料が少なくなる。
例えば60歳男性が一時払い保険料1000万円で契約した場合、保険金額は1231万7000円で従来より38万7000円増える。1000万円の保険金を受け取る場合の保険料負担が現行から3%程度減る。
金利上昇を受けて、予定利率を引き上げる動きが相次いでいる。日本生命保険も2024年1月に予定利率を0.6%から1%に引き上げたほか、明治安田生命保険も5月に0.94%から1.1%に改めた。
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