桐生信用金庫が開いた太田新事業創出プロジェクト研究の事業構想計画発表会の様子(25日、群馬県太田市)

桐生信用金庫(群馬県桐生市)は、事業構想大学院大学(東京・港)と共催する「太田新事業創出プロジェクト研究」の発表会を群馬県太田市で開いた。市内に集積する自動車関連の製造業などの社員が研究員となり、2023年10月から自社の新事業の計画を練るため計24回にわたり研究会を重ねてきた。

製造業や建設業など計14社の社員14人が集大成としてアイデアを披露した。桐生信金営業革新部の職員も創業希望者と取引先企業をつなぎ、起業を活性化する事業を提案した。同信金の津久井真澄理事長や同大学の教授らが講評した。

研究会は電気自動車(EV)化で変革期にある自動車関連企業を中心に新分野進出などのきっかけとする狙い。津久井理事長は「研究で培った英知と人脈を存分に発揮し、地域経済の発展に寄与してもらいたい」と語った。桐生信金は25年4月から新たな研究会も予定している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。