協定書を手にする愛媛大の仁科学長㊥ら(18日、松山市)

愛媛大学と伊予銀行、ベンチャーキャピタル(VC)のビヨンドネクストベンチャーズ(BNV、東京・中央)は18日、大学発スタートアップの創出へ向けて連携協定を結んだ。医療や農業などでの研究成果の事業化や起業家の育成をめざす。

愛媛大が事業化を予定する案件についての情報を提供、伊予銀が資金計画作成や投融資を手がけ、BNVが案件ごとに経営者候補を派遣するなどして具体的な事業化を支援する。

案件発掘へ向けて意見交換を毎月実施するほか、起業をテーマとする講義を開いて学生の起業マインドの醸成に取り組む。年3〜5件のスタートアップ育成をめざす。

協定書の署名式で、愛媛大の仁科弘重学長は「地域における知の拠点として多機能化を進めるためにも必要な取り組み」とあいさつ。伊予銀の仙波宏久常務は「連携で地域に合った新たなイノベーションを起こせると確信している」と話した。

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