千葉興業銀行は、千葉県内の企業がベトナムで円滑に販路を開拓できるよう支援を強化している。7月に商談会を開催し、同行の地域商社も大垣共立銀行の現地法人とビジネスマッチングを結んだ。今後も同社との連携を深め、日本製品の人気が高いベトナム市場で、県内の中小企業が商品やサービスを売りやすい環境を整えていく。

視察や商談会は22〜26日にベトナムのホーチミンで開いた。千葉興銀の取引先からは2社が参加し、それぞれが日本酒や中古の電気製品など取り扱う商品を周知した。

千葉興銀は2023年末、大垣共立銀の現地法人「OKBコンサルティングベトナム」とビジネスマッチング契約を結び、取引先企業のベトナム市場開拓の後押しを進めていた。今後は、4月に設立した子会社の地域商社「ちばくる」に業務を徐々に移行し、支援をさらに強める。

担当者は「地域商社は銀行より、地域産品を直接ベトナムで販売するなどできることの範囲が広い。地域商社が販路開拓を支援することで、顧客にとっても手続きの手間などを省きやすくなる」と指摘する。

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