祐徳バスは、初乗り運賃が現行の160円から180円になるなど、ほぼすべての路線で運賃を値上げすると発表した。国に認可されれば今年10月1日から実施される予定で、消費税値上がりの影響を除けば2008年以来16年ぶりの改定となる。

具体的には、祐徳神社(鹿島市)から武雄駅前(武雄市)が現行の940円から60円値上がりして片道1000円に。
また、中川(鹿島市)から嬉野温泉バスセンター(嬉野市)は現行の800円から70円値上がりして片道870円になる。
通勤・通学の定期券は割引率は変わらないものの運賃値上げに応じて価格が引き上げられる。

一方、佐賀市内を走る佐賀駅バスセンターから徳万の運賃は他社と競合するため据え置きする。
祐徳バスは理由について「深刻な乗務員不足に対する要員確保のための人件費の増加や、燃料費の高騰などで輸送コストの上昇が続いている。地方においてバス事業を継続していくには事業者の経営努力のみでは極めて厳しい状況にある」としている。

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