日銀が25日発表した6月の企業向けサービス価格指数(2020年平均=100)は107.1と、前年同月比3.0%上昇した。5月(2.7%)から伸び率が0.3ポイント拡大した。消費税増税の影響がある期間を除くと1991年9月以来の高い伸び率となった。幅広い分野で人件費上昇を価格に反映する動きがあったとみられる。

企業向けサービス価格指数は企業間で取引されるサービスの価格動向を表す。例えば貨物輸送代金や、IT(情報技術)サービス料などで構成される。モノの価格の動きを示す企業物価指数とともに今後の消費者物価指数(CPI)に影響を与える。

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