日銀前橋支店の宮将史支店長は23日に就任記者会見を開き、「群馬は成長の潜在力にあふれた土地。地域の発展に貢献できるようコツコツ取り組んでいきたい」と抱負を述べた。「各地に直接足を運んで地域の課題や状況を把握し、(東京の)本部につないでいくことが日銀の政策にも役立っていく」と話した。
16日付で就任した。2016年の日銀のフィンテックセンター創設に携わり「スマートフォンなどを使った新しい技術がどう世の中を変えていくのかスタートアップ企業などから知見を得た。群馬は起業家精神旺盛な土地柄なので経験を役立てたい」と意気込んだ。
県の印象は「交通の要所であり、温泉や世界遺産など観光資源に恵まれている。自動車や食料品などの幅広い産業が集積しているほか最先端テクノロジーを活用した新しいビジネス創出にも取り組んでいる」と語った。
同席した前支店長の肥後秀明氏は7月の新紙幣発行に触れ「日本銀行の重要な場面に支店長として携われたのは良い思い出だ」と振り返った。
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