小林製薬の会長と社長が、「紅麹」サプリによる健康被害が相次いだことを受けてそろって引責辞任することが決まりました。
小林製薬によると、小林一雅会長と小林章浩社長の辞任は、23日の取締役会で承認されたということです。
小林製薬の紅麹サプリをめぐっては、当初摂取した5人が死亡したと発表されるも、その後、死亡との因果関係を調べる必要がある事例が、97例あることがわかっています。
■創業家以外が初めてトップに
また、ことし1月に最初の健康被害が会社に報告されていたにも関わらず、公表まで約2ヶ月かかっていて、会社が設置した弁護士でつくる委員会が検証を行っています。
後任の社長には山根聡専務が就任し、小林製薬としては初めて創業家以外が経営トップに就くことになります。
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