目利き鋭いマグロの達人がいるお店はいつも大繁盛です。達人だからこそ生み出せた、1.7キロ超の「巨大ネギトロ丼」に、絶品すぎる究極の「生トロ」とは?
重さ1.7キロ超えの巨大なネギトロ丼に、大トロでも中トロでもない、究極のトロ。マグロを愛する、マグロの達人だからこそ生み出せた豪快で絶品のメニュー。
マグロの達人 高林信行さん
「マグロよりうまいのないよー」
一度食べたらやみつきに!マグロの達人がいる繁盛店です。
店の外まで列ができるほど賑わっていたのは、さいたま市にある創業44年の玄海寿司。その魅力は…
「海沿いの海鮮丼店よりおいしい」
「コスパ最高だね」
「お安いかなと思います」
本マグロの中トロをはじめ、大きな寿司10貫に巻物1本、小鉢に茶碗蒸し、味噌汁がついた「潮騒」は1650円。
玄海寿司 鈴木光明さん
「寿司屋はマグロにお金をかけてなんぼでしょ」
店主は、この道50年以上というマグロの達人・鈴木光明さん(70)。達人が生み出した名物メニューが、「ばらちらし丼(大盛り)」1650円。もともとは、まかないでしたが、いまではお客さんの半分ほどが注文する大人気メニューに。
「めっちゃおいしいです、ふふふ」
メインは、メバチマグロの赤身。その上に、マダイやカンパチなど具材は7種類ほど。オリジナルのたれで、しっかり味付けをします。大盛りのご飯は、なんと2合。山盛りになるほど器に入れて、そこへ漬け込んだネタをのせますが、ぽろぽろっと、こぼれ落ちちゃうほどの量です。しばし形を整えると…
玄海寿司 鈴木光明さん
「ばらちらし丼の大盛りです」
男性客
「思っていたより量が…。こんなに多いんですね」
初めて注文したという、こちらの男性。食べても食べても減らない丼と格闘すること20分。
女将
「パック持ってきます?もうギブですか」
男性客
「はい。食べられなかったですね」
食べきれなかったらお持ち帰りもできます。ちなみに…
玄海寿司 鈴木光明さん
「メガ盛りです」
達人の声も丼の量も倍になる、ご飯4合のメガ盛りは重さ2.6キロ超えで、1870円。
達人のマグロが新鮮でおいしい理由、それが毎朝の魚市場での買い出し。ここで、達人の目が光ります。
玄海寿司 鈴木光明さん
「脂がいいね、これはインドマグロだ。これは、ちょっとやわいね。やわいとどうしても色が変わるのが早い」
何店舗も探し回り、この日仕入れたのは45キロ分。採算度外視で提供しているといいます。
玄海寿司 鈴木光明さん
「もうけより、お客様の笑顔が一番です」
続いてやってきたのは、横浜市にある「バンバン番長」。ランチ時、満席になる繁盛店で、この日、お客さん全員が注文していた名物が…
バンバン番長 飛田和晃さん
「ねぎとろ番長になります」
器からこぼれ落ちそうな山盛りのネギトロ丼。高さ16センチ、重さおよそ900グラム、その名も「ねぎとろ番長(大盛り)」1300円です。
「うーん、うん、おいしい」
「このお値段で、こんなに食べられて幸せ」
デカ盛りを考案したマグロの達人は、店主の飛田和晃さん(35)。横浜の卸売市場で15年以上培ったマグロの目利きを活かし、絶品のネギトロをチョイス。ごま油が効いた特製の醤油だれを和えることで、飽きずに食べられるんだそう。
「うまっ」
「めっちゃ幸せです、ふふふ」
厨房をのぞくと、さらに巨大なネギトロ丼が。重さ、なんと1.7キロ超え、横浜の展望台を意識した「マリンタワーII」。注文した男性は…
マリンタワーIIを注文
「子どものころからの夢だったので、バケツいっぱいじゃないですけど、たくさんのネギトロを食べるのが」
あまりのおいしさに手が止まらず、わずか8分で完食しました。
醤油味だけでなく、塩味でさっぱりと味わえるネギトロ丼も人気なんだそう。
続いて、埼玉県。草加駅から徒歩2分のお店にマグロの達人がいるそうなんですが、看板をみると「珈琲店」の文字。中に入ってみると…
冷蔵ケースにずらーりと並んだ魚。一方、照明やソファーは、喫茶店そのものですが…
「ギャップ感がおもしろい」
「マグロの味がすごくいい、脂のっていて」
6年前に喫茶店をオープンするも、全然客が入らず、一発逆転を狙った海鮮メニューが大ヒット。「海鮮丼 松」は1430円。厚切りの本マグロの中トロと赤身が4枚ずつに、サーモンやエビなどがぎっしり。「お刺身定食」は1760円。中トロ7枚に赤身が3枚、ホタテや穴子などネタ数は、なんと17。
「マグロうめえな。幸せ、もう明日死んでもいい」
「よそでは食べられないからね、いいマグロなのよ」
こちらが、マグロの達人・店主の高林信行さん(89)。週に2~3回、自ら豊洲市場に足を運んで、厳選したマグロを仕入れています。過去に鮮魚店を営んでいた経験から目利きは抜群。
しなの珈琲店 高林信行さん
「色と脂、見ればわかるよ。マグロよりうまいのないよー」
生の本マグロしか使わないといい、トロにも、あるこだわりが。中トロと大トロの間の部分を生トロと独自に命名。脂がくどすぎず、絶妙なんだそう。
そんな生トロの分厚い切り身が7枚も入った、「生トロ丼」は1650円。口の中に運べばもちろん…
「肉厚で、とろんみたいな。ふふふ」
「めっちゃおいしかったです。とろけました。」
しなの珈琲店 高林信行さん
「おいしいもの食べさせたら、お客さんにね、そうしたらまた来てくれるじゃん、うまいから」
安くてうまい、最高のマグロを達人たちは、探し続けています。
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