就任会見に臨む近畿財務局の関禎一郎局長(12日、大阪市)

近畿財務局の関禎一郎局長は12日、大阪市内で就任会見を開き、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)について「一過性のイベントではなく今後の発展につなげていくことが重要で、関西経済の大きな起爆剤になる」と期待を寄せた。就任は5日付。

関局長は万博やインバウンド(訪日外国人)の増加などを挙げ、「関西全体が盛り上がるタイミングで局長という重責を担うことに身の引き締まる思いだ」と語った。足元の関西経済は「全体としては回復基調」と評しつつ、「先行きは人手不足や物価上昇の影響などにも注意しないといけない」とした。

地銀や信用金庫など地域金融機関については「(財務基盤などの)金融システムは安定している」と指摘し、「事業者の課題解決に向けた取り組みを進めてもらい、地域金融機関自体の経営基盤も強化されることを期待したい」と話した。

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