新潟県佐渡市の土木工事業“萬興業”が新潟地裁佐渡支部から破産開始決定を受けたことが分かりました。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、萬興業は1964年11月に創業し、1975年4月に法人化した土木工事事業者。

新潟県や佐渡市発注の公共工事や地元建設業者の下請等で受注基盤を形成し、2000年3月期は5億4415万円の売上高を計上していました。

しかし、市況低迷や他社との競争激化等で、その後の売上高は減少傾向を余儀なくされ、2021年9月期の売上高は5256万円にまで落ち込み、1656万円の赤字計上で債務超過額も2113万円に拡大していました。

2022年9月期以降においても業況に好転材料は乏しく、採算的にも苦戦を強いられていて、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至りました。

負債総額は約4600万円に上るとみられています。

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