天然のサケの不漁が続くなか、岩手県釜石市が養殖に取り組んでいるサクラマスの今シーズンの水揚げが6月26日に始まりました。
新たな特産品として期待されています。

26日朝、釜石市魚市場に水揚げされたのは釜石湾内で養殖されたサクラマスです。

サクラマスの養殖は秋サケの漁獲量の低迷を受けて4年前から産学官が連携し取り組んできました。

26日に水揚げされたサクラマスは体長が60センチ・重さ2.5キロほどのものが多く、7月中旬までに約200トンの水揚げが見込まれています。

事業が本格的に始まった2023年より40トンほど多く、養殖されたサクラマスの生産量は日本一だと言うことです。

泉澤水産 泉澤宏代表取締役
「事業化を図って2年目。想定よりもいい魚に仕上がった」

また26日は水産関係者が水揚げされたばかりのサクラマスを試食し味を確かめていました。

市は「釜石はまゆりサクラマス」の名称でブランド化し消費の拡大を目指しています。

試食した小売店関係者
「生臭みもなく脂もさっぱりしていて魚嫌いな人も食べやすい」

サクラマスを養殖している水産会社では今後、生産量を1000トンまで増やす方針です。

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