(ブルームバーグ): 26日の債券相場は下落。長期金利は2週間ぶりに1%台に乗せた。米国の長期金利が上昇した流れを引き継いだほか、日本銀行による国債買い入れの大幅減額や追加利上げに対する警戒感が売りにつながっている。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジストは、長期金利がさらにどんどん上昇する感じではないが「日銀買い入れの減額規模が明らかになるまでは相場の上値は重い」と指摘。「円安が大きく進んだこともあり、減額規模が大きくなると意識され、7月利上げ観測もここにきて高まっていることが警戒されている」と述べた。

ブルームバーグが25日に行った特別調査によると、回答した43人のエコノミストのうち33%が、日銀が国債買い入れの具体的な減額計画を決める7月の金融政策決定会合で追加利上げを同時に実施すると予想した。

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