和牛の肉質を競うJA宮崎経済連の枝肉共進会が都城市で開かれました。枝肉1キロあたり8300円の高値が出る中、平均価格は去年をわずかに下回りました。

和牛枝肉共進会は、肉用牛の質を高め経営の安定化を図ろうと、JA宮崎経済連が毎年開いています。

18日は、県内から103頭が出品され、グランドチャンピオンに小林市の馬場牧場の枝肉が選ばれました。

(馬場牧場 馬場大祐さん)
「こういう賞が励みになっていくと思うので、みなさんもっと高みを目指して、良い牛を作ることを目指して頑張ってもらいたいと思います」

このあとの競りでは、馬場牧場の枝肉が1キロあたり8300円の最高値で取引されました。平均価格は去年をわずかに下回り、1キロあたり3146円でした。

(JA宮崎経済連 坂下栄次会長)
「枝肉情勢が安く厳しい中で、どれだけの購買者が来るかが一番の心配でしたが、いつも通り来ていただき、宮崎牛を普通通りの価格で購買いただいたのは、やはり我々生産者にとって大変うれしいことだと思います」

畜産農家を取り巻く環境は、円安による飼料価格の高止まりや物価高による消費者の節約志向で、厳しい状況が続いています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。