JR東海によりますと、東海道新幹線は「三島駅~新富士駅」間で、降り続いた雨が規制値に達した影響により、上り「米原~小田原」下り「東京~新富士」で運転を見合わせていましたが、午後1時10分ごろに運転が再開されたということです。

 JR東海によりますと、午後0時半過ぎ、三島~新富士の間の雨量計で1時間当たりの雨量が40ミリ、過去24時間あたりの雨量が150ミリに達したため、上り「米原~小田原」下り「東京~新富士」で運転を見合わせていましたが、その後、午後1時10分ごろに運転が再開されました。

 東海道新幹線の上下線の列車は大幅にダイヤが乱れています。


――運転を取りやめる際の雨量規制やルールは?

JR東海に取材したところによりますと、東海道新幹線では、沿線等に設置した59箇所の雨量計を用いています。そして、降雨量による運転見合わせの規制値は、従来から3つの指標があります。

〇1時間雨量が、60ミリ以上
〇1時間雨量+24時間雨量が、40ミリ以上+150ミリ以上
〇24時間雨量+10分間雨量が、300ミリ以上+2ミリ以上

2022年に、指標をひとつ増やして、土石流が発生した際に新幹線の運行に影響を及ぼす恐れのある箇所(小田原ー熱海間 新富士ー静岡間 静岡ー掛川間)を対象に、気象庁の「土壌雨量指数(雨による土砂災害危険度の高まり)」を用いた規制を導入しました。

この4つの指標で判断するということです。

また、計画運休の検討については、台風接近などで列車への影響が見込まれる場合に、「影響の想定範囲」や「駅で利用者が滞留するリスク」、「駅間で長時間足止めするリスク」等を総合的に勘案し、事前に計画運休を決定するということです。

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