埼玉県内では地域の起業家が連携し、まちづくりやにぎわい創出に貢献しているエリアコミュニティーが多い。埼玉県信用金庫はこうした動きを後押ししようと、創業を検討する人向けのセミナー「エリアコミュニティで起業しよう!」を7〜10月に県西部で開く。創業をさらに活発にし、交流も深めて各地の活性化につなげる。

埼玉県信用金庫は県西部のエリアコミュニティーでセミナーを開催する。

同庫は民間都市開発推進機構(東京・江東)と共同出資したファンドを設立しており、将来性のある事業があれば資金面で支援する。

セミナーは川越市や小川町など県西部の5カ所で、創業・ベンチャー支援センター埼玉(さいたま市)と共に全5回の開催を予定する。講義ではマーケティングの基礎、ビジネスプランの考案などを学べる。講師は中小企業診断士や経営者などが務める。

座学にとどまらず、各地のエリアコミュニティーの拠点も見学できる。小川町では官民が共同で立ち上げ、サテライトオフィスやイベントスペースなどに利用できる「コワーキングロビーNESTo」を会場とする。実際に見てもらうことで創業のイメージをわきやすくする。すでに活動している起業家と交流を深めてもらい、協力してまちづくりやにぎわい創出に取り組む機運を高める。

同庫は2022年度に県北部、23年度に東部のエリアで開催しており、今回が3度目となる。定員は20~30人で、全5回の受講料は5000円。

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