企業の倒産が増えています。5月の県内企業の倒産件数は5件で、件数・負債額ともに前の月を上回りました。

民間の信用調査会社によりますと、5月に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は5件で、前の月に比べて2件増加。負債総額は3億200万円で、前の月より1億6600万円増えました。

業種別では、小売業とサービス業が2件ずつ、建設業が1件で、このうち、贈答用品を販売していた日向市の小売業者はコロナ禍で冠婚葬祭が減少。1億5600万円の負債を抱えて倒産しました。

今年1月から5月までの企業倒産件数は合わせて21件で、前の年の同じ時期を11件上回っています。

今後の見通しについては、「円安による資材の高騰に加え、人件費なども上昇していて、倒産件数は増加していく」と見ています。

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