北陸新幹線の福井県延伸後、JRから北陸線の県内区間を引き継いだハピラインふくいは、開業から5月末までの1日当たりの平均利用客数が、目標の2万人を上回りました。一方で、ICカード利用者の敦賀駅での乗り換えに利便性の向上が必要だとして、連絡通路にICカード用の改札機や券売機を設置することを検討しています。
ハピラインふくいは5日に開かれた利用促進協議会で、開業後の実績を報告しました。同社によりますと1日当たりの利用者数は、3月が2万3239人、4月が2万2768人、5月が2万1895人でした。開業後から5月末までの1日当たりの平均利用者数は2万2508人で、経営計画の目標2万167人を上回りました。土日を中心に、沿線でのイベント開催時に利用者が大幅に増加したほか、敦賀駅発着の利用者数が想定以上に増加したとしています。
一方で、交通系ICカードの利用範囲が大阪駅までに限られているため、その範囲外から乗車した利用者については、敦賀駅で一旦、改札を出る必要があり、利用者から改善を求める声が多く上がっているとしました。これを受けてハピラインふくいはJR西日本に対し、連絡通路にICカード用の自動改札機やハピラインふくいの自動券売機を設置するよう要望しているということです。
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