平川アナウンサー:
続いてはTSKとJALのコラボ企画。

嶋村采音アナウンサー:
スタジオには客室乗務員でJALふるさと応援隊の山さき(山偏に立と可)美来さんです。

JALふるさと応援隊・山崎美来さん:
よろしくお願いします。

嶋村采音アナウンサー:今回は、石見銀山のお膝元・大田市大森町を取材されたんですよね。

JALふるさと応援隊・山崎美来さん:
はい、町民による古民家を活用した新たな取り組みを取材しました。

世界遺産に登録されている石見銀山のお膝元、大田市大森町。
人口わずか400人ほどの小さな町です。

JALふるさと応援隊・山崎美来さん:
「趣がある素敵な建物ですね」

お邪魔したのは、オフィス林家です。

JALふるさと応援隊・山崎美来さん:
「こんにちは」

大田市役所産業企画課・郷原翼さん:
「こんにちは、きょうはようこそおいでくださいました」

出迎えてくれたのは、大田市役所の郷原さんです。
オフィス林家は、民家だった建物を地元の会社が大田市からの補助金を活用してリノベーション。滞在型サテライトオフィスとして今年4月にオープンしました。

大田市役所産業企画課・郷原翼さん:
「専用オフィスが3部屋あります。こちらでみなさん自由に仕事をしています。こちらに進んでいくと、オープンスペースになっていて、こちらは会議や打ち合わせその他イベントなどでも使われるようになっています。キッチンも付いているので皆さん自由にご利用いただいています」

広さ15.5平方メートルの専用オフィスが3つ。
水道・光熱費込みで利用料は月額11万円です。

オフィス利用者のための宿泊棟もあります。
居間と寝室の2部屋でキッチン、浴室、トイレなどが備えられています。
実際に、利用している人は。

JALふるさと応援隊・山崎美来さん:
「オフィス林家さんを利用されてみていかがですか?」

アサンテマサンテアロマカウンセラー・曜子さん:
「窓からの風もすごく心地よくて鳥の声も聞こえて静かですし、すごく仕事に集中できてとてもいいところです」

曜子さんは7年前、鎌倉でアロマスクールを開きましたが1年間のお試し移住で今年4月大森町にやってきました。

仕事の拠点を鎌倉から大森に移し、6月からここでアロマスクールをオープンする予定です。

アサンテマサンテアロマカウンセラー・曜子さん:
「きょうは、ハンドクリーム作ってみませんか」

JALふるさと応援隊・山崎美来さん:
「ぜひ、お願いします」

カウンセラーの資格を持つ曜子さん。
悩みを聞き、その悩みを緩和するエッセンシャルオイルを提案します。

アサンテマサンテアロマカウンセラー・曜子さん:
「いま、心身で何かお困りのことはあります?」

JALふるさと応援隊・山崎美来さん:
「私個人的に寝つきが悪くて眠りが浅いので、睡眠に少し悩んでいます」

シアバターにホホバオイルを入れ、おすすめのエッセンシャルオイルを加えます。

JALふるさと応援隊・山崎美来さん:
「すごくいい香りがします。よく眠れそうです」
「大森へのお試し移住を決断した理由はなんですか?」

アサンテマサンテアロマカウンセラー・曜子さん:
「何度かこの町に足を運ぶ機会があったのですが、その時にここの町の人たちがこの町を守って行こうとしているその姿にすごく共感して、これからの人生どこで生きていきたいかを考えたときに、大人にとっても子どもにとっても(大森は)暮らしやすい町だなと思った」

そして、夕方。

アサンテマサンテアロマカウンセラー・曜子さん:
「れいちゃーん」

近くの保育園に通う2人の子どもを迎えにきました。

子ども遊ぶ香りを扱うアロマの仕事。対面での受講を希望する声もあり今回の短期移住は決して容易な決断ではありませんでしたが、子育て環境を優先し大森を選びました。

アサンテマサンテアロマカウンセラー・曜子さん:
「毎日顔を合わせる方たちが多くて都会に暮らしているのと比べて、顔の見える見える付き合いが本当に多いなと感じています。それがやっぱり安心ですし、暮らしやすいなと感じます」

曜子さんのように大森の環境に魅了されて転入してくる人も少なくありません。

2023年、地元の保育園では都会の子どもたちを短期間受け入れる「保育園留学」がスタート。さらに、オフィス林家のように地元の人はもとより、県外から訪れる人たちによる古民家を改装した利活用も増えています。

大田市役所産業企画課・郷原翼さん:
「大森町で滞在してもらい大森町の暮らしを感じてもらう、そういうことが定住に繋がっています。行政としてもこうした活動をされる人たち、そして企業を応援することで定住に向けた動きを加速化させていきたいと考えています」

ここに暮らす人たちの取り組みから新たな価値観が生まれ、町の活性化に繋がっています。

平川アナウンサー:
古民家、素敵でしたね。
住民の皆さんの町を大切に思う気持ちが伝わってきました。

JALふるさと応援隊・山崎美来さん:
都会から来られた方も居心地の良い場所だとおっしゃっていました。
住民が主体となって進めている町づくりだからこそ、魅力的で活気がうまれ、移住にもつながると感じました。

嶋村アナウンサー:
山崎さん、ありがとうございました。

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