SOMPOホールディングス(HD)は7日、RIZAP(ライザップ)グループと資本業務提携すると発表した。子会社を含めて第三者割当増資を引き受け、総額で約300億円を出資する。子会社のライザップに対する議決権比率は23%となり、持ち分法適用会社とする。両社が持つ顧客データを活用し、健康促進につながる新しいサービスの開発を検討する。

RIZAPグループはパーソナルジムのほか、セルフ型の低価格ジム「chocoZAP(チョコザップ)」などの展開で急成長してきた。チョコザップは今年5月中旬の時点で約1500店を展開するが、2026年3月期までに2800店にまで広げる計画だ。ライザップは調達した資金を今後の出店などに当てる。

SOMPOは5月に発表した中期経営計画(2024〜2026年度)で事業領域を再編。生命保険や介護など、健康寿命の延伸に向けたサービスを手掛ける部門を「ウェルビーイング事業」に集約した。グループ会社が持つデータやノウハウを活用し、社会的な課題の解決と事業成長の両立を目指す姿勢を打ち出した。

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