私が大好きな蒸気機関車、SLやまぐち号編の最終回、先月3日の運行再開当日の様子をお伝えします。それでは…出発進行!

2年ぶりの運行再開に向け、先月、ボイラーに火が入れられ、命の息吹を灯したSLやまぐち号。
客車をけん引するD51・200号機の迫力や、7年前に作られた古くて新しい、客車の魅力。
さらには復活初便のプラチナチケット争奪戦に参戦したりと、これまで4回にわたって、お伝えしてきました。

【野川・加藤キャスター】
「この切符もね、お馴染みな感じになってきましたけど、SLやまぐち号ですよ、加藤さん」
「はい。思った以上にてつたまは、一つのネタでコスるっていうね。もう一か月ぐらい、やまぐち号でつないできて、まだ?」
「はい、まだまだ連結して行きます」
「まだまだつないでいく」
「はい。前回までの放送をご覧いただいた方、覚えていらっしゃるかもしれませんが。2人で頑張って、切符を取って一枚取れまして」
「そうでした」
「さあ、乗りましょうとなった段で、ちょっとこの2人とも乗れないという…」
「そうなんですよね」
「ということで今回、担当ディレクターが乗ってきてくれたということでね」
「そうでしたか」
「私たちの代わりに。今日はちょっと2人で見ながら、まあ疑似体験ではないんですけれどもね」
「なるほど、なるほど」
「まだSLやまぐち号に乗ったことがないという皆さんにも、味わっていただきたいということで。再生開始。新山口駅、やってきたのは?あら!」
「ははははは」
「加藤くんと野川くん、そのまんまじゃないかってね、いいですよ」
「わざわざ作ったんですね。ありがとうございます、連れて行ってくれて。あ、バックで入ってくるんですね」
「そうなんですね。はは。これまた運転士さん達の格好もちょっとこういいですよね。渋くて」
「いいですよ。今の子達はね、どうでしょうね。SL見たらやっぱりテンション上がるのかな?」
「ん?おー、車内」
「これ野川さんが事前にね、止まってる状態では」
「客車ご紹介しましたけど。さて、我々の座席はどこでしょう?このレトロなね。客車がいいですよね。おっ!」
「2号の4番」
「いい席。これあれじゃないかな?進行方向逆向きなんじゃないですか?ボックスシートの」
「それが今わかったんですか?」
「じゃないですか」
「これすごいなぁ」
「そしてね。出発進行の手が上がって。見送りの皆さんもね、たくさんいらっしゃいますね」
「やっぱり、いらっしゃいますね」
「800人、およそ800人」
「すごいな。新山口駅ね、これだけの人が集まるっていうのもなかなかないでしょうけど」「出てしばらく、これまで煙がね。いいですよ」
「そうですね、結構もう住宅街というか、おうちの方もオホンっと」
「煙でなるんじゃないかというくらいね」
「45年ですか…」
「45年になるんですね。今年ね」
「これ地域の方のご協力とかそれこそ愛情というか、ないと成り立たないですね。続かないですね」
「そうですね。理解と愛情とね、支えがあって成り立ってるんだなと思いますよね」
「本当にやまぐち号って本当になんだろう、SLだけじゃなくて、その山口の皆さんのやまぐち号って感じがしますよね」
「ありますねー」
「あらー。またレトロな恰好された方がね。ウェイターさんというか」
「これはちょっとプラチナですねですね」

運行初日はやまぐち号の復活を祝って、ファンにはたまらない記念品が配られたそうなんです。

【野川・加藤キャスター】
「これまた令和6年5月3日運転再開記念」
「後ろにねメッセージが書いてあります。D51・200号機が長きに渡る修繕を終え、2年ぶりにSLやまぐち号の牽引機として帰ってきました。さまざまな苦難を乗り越え、山口線に帰ってきたD51の力強い走りと共に、昔ながらの汽車旅をごゆっくりお楽しみください」
「じゃあ、このしおり…しおりですか?これ」
「これは?下の方には切符っぽい、乗車記念券とありますね。僕、この模様のクッキーの缶とか欲しい。これをそのままパッケージにした缶、キャンディーとかクッキーとかお土産のお菓子で、かつ、なんかこう、その後使えるみたいな」
「食べ終わった後ね」
「缶をね?」
「はい、いかがでしょうか?JR西日本の皆さん」
「公式グッズとして?」
「で、天気が良いんだ」
「そうね。運行再開を祝うかのようにね」
「はい」
「汽笛がいいじゃないですか、やっぱりね~。なんか頑張ってるなあっていう感じがするなあ」
「この車輪が回る音ですかね」
「ガシュガシュ、ガシュガシュ、ガシュガシュ、ガシュガシュッてね」

そしてSLの列車旅も終盤。
ここ、地福駅にはかなり長い時間停車するということで…

【野川・加藤キャスター】
「地福駅で14分…」
「そりゃそうですよ。撮りますよね。こうなりますよね」
「おっ!」
「ありがとうございます」
「あれはなんかちょっとこれは…」
「ちょっと合成いなめないですけど。まあまあ、ありがとうございます」
「いやいやいや、思い出になりますよ。これは」

2年ぶりに復活したSLやまぐち号を見るために、山口線沿線はどこに行っても人の姿が見られました。

【野川・加藤キャスター】
「あ!いいですね。自転車と、はいはい。サイクリングを楽しまれている方とも、一瞬のコミュニケーションというか」
「あ、はいはい。石州瓦のおうちがね。いいじゃないですか、この山あいをね」

新山口駅を出発して、およそ2時間。
津和野町民や鉄道ファンに迎えられ、SLやまぐち号が終点、津和野駅へと到着しました。

【野川・加藤キャスター】
「これはちょっと感慨ひとしおですよ。降りるところもね。あ、機関士さんにお話を聞いているんですか?」

【SLやまぐち号復活初便の運転を担当JR西日本職員】
「『おかえり』という声をもらったことにとても感動しました。もう私たちも、運転を待ちに待った乗務でしたので、お客様と一緒に一丸チームSLとなって、これからも頑張っていきたいと思います」

【野川・加藤キャスター】
「運転手さんの高揚感というかね、感無量な気持ちが伝わってきますよね」

【運行再開初便の乗客】
「久しぶりで楽しかったです。汽笛が大きい音で鳴ったりするのが好きです」
【山口市から】
「もう周りの沿道の人の歓迎ぶり。やっぱり私も山口の市内で汽笛がなるのをずっと待ち望んでいましたので、もう山口から津和野まで、ずっと沿道『おかえり』っていう言葉が続いて。すごく私も感動して、同じ気持ちの人がたくさんいらっしゃるなと感じました。チケットを取るニュースだけちょっと私、見させていただいたんですけれども、ちょっと携帯のニュースでみたいな、なんとかして1名だけ取れたというのを見てました」
「あ、あら」

【山口県内から】
「完売で外したんですけど。3日後にキャンセルが出たので、それでなんとか拾いました。
もう素晴らしいの一言ですね。皆さんの歓迎もそうですし、やっぱ音に酔う。やっぱり最高ですね」

【乗客】
Q:SLやまぐち号のワッペンはお母さんの手作り?
「はい。煙の臭いがいい匂いなのと。SLが動いてるところがカッコいい」
Q:奥様も好きなんですね?
「私が好きですね。SLが好きで子供達に見せてあげたいなって思って。で、私も若い時にやまぐち号に乗ったことがあったんで、ぜひ乗せたいなって思って。(長男)乗せて。(二男)乗せて(夫も)乗せて」

【野川・加藤キャスター】
「そしてこれは転車台。向きを変える台ですね」
「テーブルね、これいいですよ。これもう晴れ舞台だもの。ランウェイみたいな感じですよね」
「ずっとこれのループ動画見てられます」
「グイーンってね」
「なかったら逆向きに走ってたりしますけどね」
「SLならではの景色」

「いやいやいやいやいや、素晴らしい」
「ねえ」
「なんかちょっとあの…ね。乗った皆さんであったり、機関士の声だったり、なんかちょっとジーンときましたね」
「そうですね」
「やっぱ見てると、とても楽しかったですけど…」
「やっぱりね、だってあの煙を感じることないですもん、この部屋で」
「野川さんも乗ったことないんでしょ?だって」
「そうなんですよ。やまぐち号乗ったことがなくて」
「行たかったな」
「乗りたい…なぜ我々は乗れないんでしょうか?」

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