ソニーグループは31日、今年度の事業説明会をオンラインで行い、合志市に取得していた土地に工場建屋の建設を開始したと発表しました。

敷地面積は約37ヘクタールと当初の予定よりも広くなっています。

【ソニーセミコンダクタソリューションズ 清水 照士 社長】
「この度、熊本県合志市における新工場の建設を決定した」

31日オンラインで開かれたソニーグループの今年度の事業説明会。

半導体子会社のソニーセミコンダクタソリューションズの清水 照士社長は、合志市に新しい工場の建設を決めたと明らかにしました。

【岡崎 宣彰 記者】
「こちらは合志市竹迫です。後ろに見えるのはセミコンテクノパークで、道路向かいのこちらはソニーグループが取得した工場用地で大型クレーンが立ち並んでいます」

工場が建設されるのは、菊陽町にあるソニーグループの熊本テクノロジーセンターの西側で、敷地面積は当初の予定より10ヘクタール増え、約37ヘクタールです。

近くにはソニーグループも出資するTSMCのJASMの第1工場や、第2工場の建設予定地があります。

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングによりますと、新工場は4月、すでに着工しているということです。

新工場では、イメージセンサーと呼ばれるカメラなどに使われる人の目のような働きをする半導体を製造する予定で、スマートフォンなどの需要拡大を見込んでいます。

一方で、清水社長は、製造装置などのライン設営の投資は「今後の需要動向を慎重に見ながら判断する」とコメントしています。

ソニーグループの新工場建設の発表について木村知事は「心から歓迎します。県として、周辺の渋滞解消や企業の取水・排水への環境整備についてスピードアップを図る」とコメントしています。

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