国の復興推進委員会のワーキンググループが、5月29日に岩手県釜石市と大船渡市を訪れ、被災地支援の現状や今後の課題について県の担当者や漁業者と意見を交換しました。

釜石市と大船渡市を訪れたのは国の復興推進委員会ワーキンググループのメンバー6人です。

一行は東日本大震災の被災地におけるこれまでの復興支援の総括と今後の施策決定のために現地で視察と意見交換をしました。

このうち釜石市では被災者と子どもの心のケアの現状と課題について、社会情勢が変化し悩みは複雑化しているなどと説明を受けました。

また大船渡市ではアワビの稚貝を育てている水産施設を視察し、漁業関係者から温暖化など環境の変化に沿った支援を求める要望を受けたということです。

ワーキンググループ座長 東北大学 今村文彦教授
「心の問題と産業にはしっかりと取り組みを続けていきたい」

委員会では今回の視察と意見交換の内容を踏まえ、総括に向けた中間報告を夏ごろまでに取りまとめる方針です。

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