庄原市を含むJR木次線の一部区間について、JRが今後の在り方を周辺自治体と協議したい意向を示したことについて、湯崎知事はJRからすでに面会を求められたことを明らかにし、ローカル線の部分的な議論は適切ではないとする考えを明かしました。

【湯崎知事】
「どんどん減らしてぶつ切りにしていいのか、何の国民的議論もなく進んでいく状況はあまり適切なこととは思えない」

JR木次線の中で利用が低迷している庄原市の備後落合駅と島根県の出雲横田駅の区間について、JR西日本山陰支社は、先週、今後の路線のあり方を広島県や庄原市など沿線の自治体とできる限り早いタイミングで、協議に入りたい考えを示しました。

これについて湯崎知事は、JR側からすでに面会の打診があり日程調整中であることを明らかにしました。
そのうえで、「一部の区間を切り出して議論するのではなく、ネットワーク全体に対する基本的な考えをしっかり確立するべき」としました。

ローカル線をめぐっては、JR芸備線で庄原市の備後庄原駅と岡山県の備中神代駅の区間を対象に国が再構築協議会を設置し、路線存廃の協議が始まっています。

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