有明海特有の二枚貝ウミタケとアゲマキが、生息状況の調査の結果今シーズンは禁漁となることがわかりました。一方、ウミタケは期間や取る個数などを制限した「調査操業」をする予定だということです。

県有明海漁協によりますと5月24日県や県有明海漁協などでつくる委員会で、有明海特有の二枚貝ウミタケとアゲマキについて今シーズンは漁をしないことを決めたということです。
いずれも生息数が減っていることから保護が必要と判断されました。

アゲマキは去年8月から10月に県有明水産振興センターが行った調査で、48の地点すべてで生息が確認できなったため6シーズン連続で禁漁に。
またウミタケは去年17年ぶりに解禁されたばかりでしたが、今年3月の生息調査で例年より少ない生息数だったことから再び禁漁となりました。

一方で生息場所や環境などの把握とネジ棒や簡易潜水器といった伝統的な漁法の技術継承のため、期間と取る個数を制限する「調査操業」は行う方向で検討しているということです。

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