ダイハツ工業は5月23日、ダイハツタント』とスバルシフォン』のリコールを国土交通大臣に届出した。

不具合の内容は、フロントスタビライザにおいて製造工程の管理が不適切なため、パイプ内部に塗装前の化成液が多量に残留し、水素脆化によって強度が低下している可能性があるという。そのため、走行中の捩じり力によってスタビライザが折損するおそれがある。

改善策としては、全車両のフロントスタビライザの識別ペイントを確認し、該当する生産工場製のものは良品と交換する。

リコール対象となるのは、2019年6月24日から2020年1月8日の間に生産されたダイハツ・タントとスバル・シフォンの計10万4471台。不具合件数は123件報告されているが、事故は発生していない。発見の動機は市場からの情報によるもの。

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