2024年5月5日、富士スピードウェイにて「ADVANオールフェアレディZミーティング2024」が開催された。ここに我らがベストカーMateメンバーも参加、今年は運営ボランティアスタッフとして活躍したので、内容を報告します。
文、写真/おかしら(ベストカーMate)
■2024年はフェアレディZ誕生55周年
ADVANオールフェアレディZミーティングは、毎年5月5日(こどもの日)に開催される日産フェアレディZドライバーが愛車とともに集う大規模オーナーズミーティング。今年は、前日の第2戦スーパーGT500でNISMOが1-2を富士スピードウェイで制圧、お祝いムードとともに快晴に恵まれて絶好のミーティング日和。
今年の参加台数は、約1,500台の新旧フェアレディZが集結。過去最大級のイベントとなった。
会場となったのは今年も富士スピードウェイの大規模駐車場「P2」。朝6時からのゲートオープンに向けて、全国から「Z」が集まる。運営スタッフは早朝5時に集合して、会場設営を行う。
会場では、型式別に歴代フェアレディZを駐車場スタッフが誘導して並べていく。SP、SRからS30、S130、Z31、Z32、Z33、Z34、そして現行型のRZ34と、新旧のフェアレディZが列をなす。型式ごとに並べることによって、オーナー同士をはじめ同車種での情報交換になる。各車、素敵なモディファイを行っており、参考にしたりされたりで、会場のあちこちで「Z談義」に花が咲くのも本イベントの醍醐味といえる。
開会式が始まる午前9時、会場内もだいぶ埋まってきた。ADVANオールフェアレディZミーティング2024を主催する「S30Z CAR.JP」竹内章会長の開会の挨拶でミーティングスタート。
MCは「おぎねえ」こと荻原なお子さんと実行委員長の福地竹虎さん。軽快でテンポの良い司会で進行されてゆく。
開会式の挨拶に続いて星野一義氏、北野元氏、柳田春人氏、桑島正美氏らレジェンドドライバーによる豪華なトークショー。星野氏は「先輩、先輩」と北野氏を呼び出しながら、「僕もZに乗りたかった」、「僕は、チェリー(FF車)で大変だった」と、当時のエピソード満載で、会場の参加者を笑わせていた。皆さんライバルでありよい仲間といった感じで会場の盛り上がりは最高潮に。
続いて歴代フェアレディZの開発に携わった日産の山下敏男氏、湯川伸次郎氏、田村宏志氏、森田充儀氏による開発秘話も披露されたトークショーも開催。
■毎年好評のフジスピードウェイ本コース体験走行
事前の申し込み者と当日の参加希望者をじゃんけんで決めて、体験走行も開催された。愛車のフェアレディZで富士スピードウェイの本コースを走れるわけだから、参加者の満足度もおおいに高まるというもの。
初めて富士を走る人が約半数を占めており、ドライバーズミーティングもきっちり実施。スタッフから「初めて走る人は、とにかく安全運転で楽しみましょう」と案内される。
「フェアレディZはスピードの出るクルマです。でもそのスピードをコントロールするのは、ドライバーの貴方です。極端な車間を開けずに、パレードランを楽しみましょう」
という注意を聞きながら、おのおのの楽しみ方で富士の本コースを体験した人は、皆さん「とても楽しい体験です」と喜んでいた。ありがたい。来年もぜひ参加をよろしくお願いします。
会場では、参加者のフェアレディZを取り囲むように、協賛・協力のカーショップや雑誌社のブース、キッチンカーが並び、MCのおぎねえが各ブースを周り、楽しいお話とともに各ショップブースを紹介。
なかでもIMPULブースには、昨日走ったばかりの「MARELLI IMPUL Z」をそのまま展示。ワンレース走り切ったその姿は、タイヤカスやオイルまみれのまま。タフなレースだったことが伺えられた。普段はピカピカに磨かれたボディでお披露目されるレーシングカーだけに、レースを終えた直後の姿は新鮮だった。
また、学校法人日産学園専門学校日産京都自動車大学校からは、340Z(Z34をベースに、S30Zにオマージュしたもの)とIm March(K11型マーチをベースに、SR311をオマージュしたもの)の2台を展示。
最後は、参加者お楽しみのビンゴ大会で盛り上がり、今回のミーティングは終了。「また来年も会いましょう」と解散となった。
来年(2025年)も5月5日に開催予定なので、フェアレディZドライバーだけでなくても、「たくさんのZが並ぶ姿を見たい」というファミリーで、ぜひ見に来ていただきたい。最後に、当日は日焼け防止と水分補給がマスト。皆さん健康第一でぜひ末永く楽しみましょう。
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