BYDは2024年5月15日、メキシコで新型ピックアップトラックのSHARKを発表した。こいつは日本市場でハイラックスやトライトンのライバルになるのか?
文/ベストカーWeb編集部、写真/BYD
■BYD海洋シリーズ初のピックアップトラック!
BYD海洋シリーズとなるその名のとおり、フロントフェイスはグリルとフロントヘッドライトが一体化されたアグレッシブな造形となっている。特にヘッドライト周辺に配置されたLEDの造形はライバルと目されるフォードF-150ライトニングにも通じるデザインだ。
BYDが中国国外でニューモデルの発表を行ったのは今回が初めてとなる。同社北米事業の担当者によれば、メキシコ国内はピックアップトラックの需要が急増していることを受け、発表会場に選んだそうで、まずはメキシコ市場での発売からスタートするのだという。
SHARKのボディサイズはピックアップトラックとしてはこのクラス最大級となる全長5457×全幅1971×全高1925mm、ホイールベースは3260mm。アプローチアングルは31度、ディパーチャーアングルは19.3度、満載時地上高は210mmとなる。カーゴボックス容量も1450Lを確保している。
メキシコでの車両本体価格は89万9980~96万9800メキシコペソ、約38万6600~41万6500元(約775万~約840万円)。
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■世界初となる縦置き電気ハイブリッドシステム(EHS)搭載
SHARKのパワートレーンは、1.5Lターボ エンジンと電気モーターで構成されたプラグインハイブリッド。フロントモーターは最高出力170kW(231ps)、リアモーターは最大トルク310Nmを発揮し、出力 150kW (204 ps)、最大トルク 340 Nm を合わせたシステム出力は 430 psを超える。0-100km/h加速は5.7秒、バッテリー容量は29.58kWhで総合航続距離は840km。
インテリアはBYDインテリアデザインディレクターのミケーレ・パガネッティ氏によって手がけられた。アウトドアスポーツの実用的な機能性と現代性、美しいデザインと堅牢性を兼ね備えているとBYDでは主張する。
このほか、インテリジェント音声、540度の超広角パノラマイメージング、シンギングバーなどの機能を内蔵した回転可能な12.8インチの回転式中央コントロールスクリーンと10.25インチのLCDインパネが装備されるほか、Apple CarPlay/Andriod Auto携帯電話の相互接続もサポートしている。
また、運転席の6ウェイ電動調整パワーシートにはシートヒーターやベンチレーションも装備。
今後、日本市場に入るかどうかは未定だが、ハイラックスにトライトンとピックアップトラックが一定の需要を持つだけに期待してもよさそうだ。
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