欧州車を中心に、日本車やアメリカ車も含め、馴染み深い新車からマニアックな旧車まで多彩なラインナップを揃えるイギリス生まれのミニカーブランドである「Matchbox」(マッチボックス)。現車を忠実に再現したリアル路線が特徴で、可動ギミック搭載モデルも人気だ。
現車を忠実に再現したリアル路線が特徴で、可動ギミック搭載された「マッチボックス ムービングパーツ」そんなマッチボックスが得意とする、可動ギミックを備えた「ムービングパーツ」シリーズは、手頃なプライスでパッケージにはギミックがひと目でわかるイラストが描かれる。今回の新作は、8車種すべてが新規金型(ニューキャスト)での登場だ。早速そのラインナップをご紹介していこう。
話題のGクラスEVをラインナップ!初めて本格市販されたミニEVにも注目だ
2024 メルセデス・ベンツ G 580 with EQテクノロジー(12月21日発売)まずご紹介したいトピックは「2024 メルセデス・ベンツ G580 with EQテクノロジー」が、早くもミニカー化された。言うまでもなく、歴代初のフル電動化を果たしたゲレンデワーゲン(Gクラス)で、四輪独立モーターにより、停車した場所に止まったまま旋回するGターンは驚きの機能だ。
2024 メルセデス・ベンツ G 580 with EQテクノロジー(12月21日発売)バックドアの背面に背負うのは、従来のスペアタイヤよりかなり薄型化されたデザインボックス。普通充電用ケーブルを収納するこの装備も、しっかり再現した。残念ながらGターンのギミックを再現することは叶わなかったが、フロントドアの開閉はしっかり楽しめる。ぜひパッケージで眺めるだけでなく、箱から出してGターンごっこを愉しむのもアリだろう。
2022 ミニ EV(12月21日発売)注目の1台は「2022 ミニ EV」。先頃フルモデルチェンジで第4世代に移行し、EVシフトをより鮮明にしつつあるミニだが、これまでも電動化は着々と進められてきた。2代目では、台数限定生産のミニEを実証実験的に試乗投入。続いて、3代目では本格市販モデルの「ミニ エレクトリック」をラインナップに加えた。
2022 ミニ EV(12月21日発売)このミニ エレクトリックは日本へ正規導入されなかったが、イギリスでは2020年に発売。アメリカなどでも「ミニ・クーパーSE」として販売された。184ps/270Nmの前輪駆動で、EVとしては比較的軽い1,365kgの車重。そこに32.6kWhのバッテリーを積み、WLTPサイクルでの航続距離は最大235kmだった。2021年に製作された「ペースセッター・インスパイアード・バイ・JCW」は、約130kgの軽量化と10Nmの強化が施されフォーミュラEのセーフティカーを務めた。
今回マッチボックスがモチーフにしたのは、フロントバンパー両脇の縦スリットが目を引くマイナーチェンジ以降のデザイン。フロントフェンダーと一体のボンネットが、開閉するギミックを搭載している。
2023 BMW iX(12月21日発売)同じく先進のEV技術で話題を集めている個性派「2023 BMW iX」が仲間入り。発売は2021年で、BMWのEV専用モデルとしては初のSUVだ。車体は中大型エンジン車と同じ後輪駆動系プラットフォームをベースに、アルミスペースフレームとカーボンケージを組み合わせた。当初は326psのxDrive40と、523psのxDrive50の2車種でスタートし、2022年に540psのM60を追加している。
マッチボックスは、縦長キドニーグリルや新解釈のツインサーキュラーを用いた薄型ヘッドライトなど、新世代BMWのデザイン要素が多数盛り込まれた、Cd=0.25と優秀な空力性能も実現しているスタイリングを再現。ボディカラーはコンセプトモデルであるiNext譲りのカッパー系で、フロントドアの開閉ギミックを備える。
2023 トヨタ プリウス プライム(12月21日発売)世界的にEVへの完全移行スケジュールが遅れている中、存在感を盛り返しているのがハイブリッド車。そのパイオニアの現行世代が「2023 トヨタ・プリウス・プライム」だ。ハンマーヘッドと呼ばれる近未来的なトヨタの新たな顔を持ち、歴代屈指のスポーティなフォルムとなった5代目プリウスで、プライムの名は北米市場などでPHEVに与えられる。
赤いボディに、ガラスルーフを装備した仕様を再現した今回のプリウス・プライム。フロントドアの開閉ギミックを備えている。
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2018 ダッジ・デュランゴ(12月21日発売)「2018 ダッジ・デュランゴ」は、クライスラーが展開するダッジブランドのフルサイズSUV。2009年に生産を終了したが、ジープ・グランドチェロキーとメカニズムの多くを共有するこの3代目モデルで、2011年に復活した。
公的機関で使用されるケースも多く、そのための仕様も存在するデュランゴ。今回はシェリフ仕様のカラーリングに、バンパーガードやトレーラーヒッチを装備した。ギミックは、リアドアの開閉だ。
1961 コルヴェア ランプサイドトラック(12月21日発売)「1961 コルヴェア ランプサイドトラック」は、初代シボレー・コルヴェアの派生モデル。空冷水平対向6気筒のリアエンジンという、アメリカ車ではきわめてレアなレイアウトのパワートレインは、2ドアのクーペとオープン、4ドアのセダンやワゴンのほか、バンやトラックにまで使用された。
ランプサイドトラックはその名のとおり、荷台側面にステップとして使えるランプドアを装備し、重量のある荷物の積み下ろしに重宝された。もちろん、ギミックはランプドアの開閉だ。
1965 ランドローバー シリーズII フォワードコントロール(12月21日発売)「1965 ランドローバー・シリーズII フォワードコントロール」は、オリジナル・ランドローバーのバリエーション。フォワードコントロールとは、運転席が前輪の上にまで前進したことを示す名称で、いわゆるキャブオーバー構造を指す。
もとは軍用多目的車として開発され、トラックや、荷台部分をキャビンとした仕様などが製作されたが、現在では愛好家の手に渡っているものもある。そんなプライベートオーナーのもとで、キャンピングカーにカスタムされた仕様をイメージ。リアキャビンへ出入りするドアが開閉できるギミックを組み込んだ。
1969 トライアンフ スピットファイア(12月21日発売)「1969 トライアンフ・スピットファイア」は、イギリスのライトウェイとスポーツカーで、1967~70年に生産されたマークIIIと呼ばれる仕様。エンジンをマークI以来の1.15リットルから1.3リットルに拡大し、67psから75psへパワーアップしたほか、フロントバンパーの位置変更やリアバンパーの追加が行われた。
採用されたギミックは、ボンネットの開閉。前ヒンジのいわゆる逆アリゲーター式で、ヘッドライト周辺まで一体で開く姿はミニカーでも迫力を感じさせる。
パッケージに収めたままコレクションしても、ギミックを動かして遊ぶのも楽しい「ムービングパーツ」の価格は価格は各605円(税込)。その他にも70年を超える歴史を誇るマッチボックスには、多彩なシリーズと豊富なラインナップが揃っている。店頭やネットショップで、自分好みのミニカーを探してみよう!
実車を“リアル”にミニカーで再現!『MATCHBOX』の最新情報はこちら鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。