メルセデス・ベンツ日本は12月12日、メルセデスAMG『E53 4MATIC+』、『CLS53 4MATIC+』、『GT43 4MATIC+』、『GT53 4MATIC+』などの配線設計の不備により、駐車中のバッテリ上がりや、最悪の場合、周囲の部品を溶損させて火災に至るおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2022年5月25日~2024年9月3日に輸入されたメルセデスAMG「E534MATIC+」、「E534MATIC+ステーションワゴン」、「E53 4MATIC+クーペ」、「E534MATIC+カブリオレ」、「CLS53 4MATIC+」、「GT43 4MATIC+」「GT53 4MATIC+」の7車種・11形式の計2025台。
トランスミッションの電気配線において、配索設計が不適切なためコネクタ配線のシール部が排気管の熱と雨水等により使用過程で劣化することがある。そのため、シール性能が保てずコネクタに雨水等が浸入することで短絡が発生し、駐車中にバッテリ上がりが発生することがある。最悪の場合、短絡により発熱することで、周囲の部品を溶損させて火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、当該部位のコネクタを廃止した長い配線へ交換し、配索しなおす。
不具合の発生件数、事故ともに0件。問題発見はドイツ本社からの情報による。
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