スズキは12月17日、大阪府松原市において地域の介護施設および自治会と連携し、セニアカーを活用した新たな形式の防災訓練を実施したと発表した。この取り組みは、スズキが介護施設や自治会と協力して主催した初めての試みである。

訓練では、セニアカーを使用することで高齢者などの要配慮者の自助力向上を図るとともに、住民の負担軽減による地域防災力の向上を目指している。参加した住民からは、災害時だけでなく平常時の移動課題解決にも役立つとの声が上がった。

スズキは他の地域でも自治体や大学と連携し、防災訓練に協力している。セニアカーを用いた介護施設での避難訓練は、国土交通省が推進する流域治水の取り組みとして認められており、同社は「流域治水オフィシャルサポーター」に認定されている。

この新たな防災訓練では、スズキは技術や製品、サービスを通じて、全国各地の地域課題解決や防災力強化に積極的に取り組んでいく。今回の訓練を通じて、セニアカーが災害時の避難支援だけでなく、日常生活における移動手段としても有効であることが確認できたという。

スズキは今後も、自社の強みを活かしながら地域社会との連携を深め、防災力の向上と地域課題の解決に向けた取り組みを継続していく。

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