ヒョンデ傘下のキアは、高性能EV『EV6 GT』の改良新型を欧州で発表した。より大容量の84kWhバッテリーを搭載し、パワーと航続距離、性能を大幅に向上させている。
改良新型EV6 GTの最大の特徴は、その圧倒的なパワーだ。ローンチコントロール機能を活用することで、最高出力650hpを発揮する。これはキア史上最強のパワーを誇る量産車となる。0-100km/h加速は3.5秒、最高速度は260km/hに達する。
キア EV6 GT 改良新型パワーだけでなく、航続距離も大幅に向上している。新モデルは1回の充電で最大450kmの走行が可能で、市街地走行に限れば550kmまで伸びる。また、800Vの急速充電システムにより、10%から80%までの充電が18分で完了する。
改良新型EV6 GTは、ドライバーの好みや走行条件に合わせて走行モードを選択できる。エコ、ノーマル、スポーツ、マイドライブの各モードに加え、ステアリングホイールのGTボタンを押すことで、車両の性能を最大限に引き出すGTモードに切り替えることができる。
キア EV6 GT 改良新型内外装デザインも大幅に刷新された。フロントバンパーやグリル、リアバンパー、リアディフューザーなどが新デザインとなり、インテリアにはGT専用のグラフィックスやアンビエントライティングが採用されている。
キアは2026年までに11車種、2027年までに15車種の電気自動車をラインナップに加える計画だ。さらに、2035年までにヨーロッパ市場で販売する全車種を電気自動車に切り替える方針を示している。
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