2023～2024年も、多くのクルマがフルモデルチェンジした。これらは先代モデルと比べてどのように進化しているのか？　ここでは2024年4月にフルモデルチェンジしたトヨタ ランドクルーザー250のニューモデルをチェックする!!

※本稿は2024年10月のものです
文：片岡英明／写真：トヨタ、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2024年11月10日号

■トヨタ ランドクルーザー250（2024年4月フルモデルチェンジ）

トヨタ ランドクルーザー250【主な変更点】GA-Fプラットフォーム採用。8速ATに刷新。プラドから全長＋100mm、全幅＋95mmと大きく拡大

　ランクルプラドと比べると驚くほどの進化を見せている。原点回帰したが、ラダーフレームはランクル300やレクサスLXと同じ最新のGA-Fプラットフォームだ。

　ランクル初の電動パワーステアリングを採用し、ZXはフロントにSDM（スタビライザーのオン／オフを切り替えできる機能）を装備して駆動力を一段と高めた。悪路走破性を高める電子制御デバイスもふんだんに採用する。

　同じステージを走ると、プラドは四苦八苦、緻密な制御の250は鼻歌混じりで難なく難コースを走り切った。

　オートモードは守備範囲が広く、キックバックの心配なくステアリング操作に専念できるから余裕ある走りを楽しめる。乗り心地や静粛性などの快適性能も高い。驚くほどの進化を見せ、同乗者も気持ちよく乗っていられるが、販売価格は兄貴に近づいちゃった。

●進化度：先代と比べて……＋70点

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