日産自動車は12月4日、新型『ムラーノ』の生産を米国テネシー州のスマーナ車両組立工場で開始した。日産は2025年3月までに月産6700台以上を目指しており、年間生産台数は約8万台に達する見込みだ。
スマーナ工場では2020年からムラーノの生産を行っており、これまでに米国とカナダ向けに約14万5000台を出荷している。新型モデルは2025年初めから顧客に届けられる予定だ。
工場では生産開始を祝う式典が開かれ、日産の幹部や地域のリーダーらが出席。スマーナ工場とデチャード工場の従業員らが見守る中、2025年モデルの最初の1台がラインオフした。
日産が米スマーナ工場で生産を開始した新型『ムラーノ』ムラーノに搭載されるエンジンは、日産のデチャードパワートレイン工場で生産される。スマーナ工場では現在、日産『リーフ』、ムラーノ、『パスファインダー』、『ローグ』、インフィニティ『QX60』が生産されている。
日産はこれまでにスマーナ工場に71億ドルを投資してきた。従業員数は5700人以上で、年間生産能力は64万台に達する。同工場は日産の生産ネットワークの中で最大の米国製造拠点であり、世界でも最大級の工場の一つとなっている。
スマーナ工場はテネシー州初の自動車組立工場として知られる。日産は北米市場での競争力強化を目指し、主力SUVであるムラーノの生産体制を拡充。新型モデルの投入により、SUV市場での存在感をさらに高めていく。
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