高山善廣と大森隆男のタッグチーム「ノー・フィアー」。高山個人でも決めポーズと共に叫んでいるのでチーム名は有名だが、このチーム、実は浅子覚を含めた3人組だったことを知る人は少ない。同様に、ホンダとソニーが組んだソニー・ホンダモビリティは知っていても、ホンダとGMのタッグは知らない人も多い!?
※本稿は2024年9月のものです
文:井元康一郎/写真:ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年10月26日号
■ホンダ×GM(業務提携)のタッグは良好か?
2000年代からV6エンジンを供給するなどGMと縁のあったホンダ。2013年に燃料電池車について共同研究を行ったのを皮切りに、EVや自動運転など協業の範囲を広げてきた。
しかし2023年秋、協業の最大の目玉となっていたEVの共同開発を中止するという判断を下した。
2040年電動化率100%を掲げるホンダは、GMが開発を進めている新鋭の電動プラットフォーム「アルティウム」をEV作りの短期的な決め球としていたが、コストの折り合いが付かず頓挫。自動運転やAI技術を含め、日産との提携に事実上鞍替えした。
ホンダにとってお得意様市場であるアメリカ政府のご機嫌を損ねぬようGMとの関係も継続はするが、これまでのような密な関係ではなくなる可能性が高い。
●タッグ良好度……30点/100
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■ホンダとソニーのタッグは上手くいきそうか?
2022年にEVの共同開発を発表して話題をさらったソニーとホンダ。2023年の北米家電ショー(CES)では新ブランド「アフィーラ」の立ち上げと試作車を公開した。
しかし、先行きは決してバラ色とはいかない。エンターテインメントを含めたコネクティビティ、自動運転のためのAIなどのコア技術に関して、中国勢の革新スピードが速すぎて、出す前から陳腐化している感が強い。根本的な作戦の練り直しが必要かも。
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