巷で見かける「○○すぎる△△」というフレーズ。クルマ界でも、至るところでこのフレーズを使いたくなる場面を目の当たりにする。今回はそんなクルマ界の「○○すぎる△△」をご紹介!!!(本稿は「ベストカー」2013年9月26日号に掲載した記事の再録版となります)
文:編集部
■高すぎる軽自動車
近年では、軽自動車でもフィットなど登録車のコンパクトカークラスと価格が大差なくなってきている。とはいえ車両本体価格+維持費の安さは現在でも軽自動車の大きな魅力の一つ。
しかし、そんななか「もはや軽自動車とは言えない!?」くらい高い軽自動車があった!! それは、ホンダN-BOX+のG特別仕様車ターボSSパッケージの4WD(名前が長い!!)でその価格は税込み189万円也。
室内空間など従来の軽自動車を越えたというクルマが最近では多いが、200万円に迫る価格も軽自動車のイメージをはるかに凌駕。この189万円という価格、同じホンダのフリードG・ジャストセレクション(FF、6人乗り仕様)が税込み190万円。また、マツダアクセラスポーツ20C-SKYACTIVも190万円だ。排気量が約3倍のクルマとほぼ同じ価格だっていうのだから驚き!!
ただ、N-BOX+のこのグレード、装備は充実。横滑り防止装置も標準でクルーズコントロール、本革巻き仕様ステアリング、パドルシフトも付くといった充実ぶり。今後、200万円超えの軽自動車も出てくる!?
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■贅沢すぎる装備
基本的にクルマのオプション装備の豪華さは車両価格に応じてある程度決まってくるといえるが異色なのがダイハツムーヴカスタムRS。
オプションとして用意されるのがなんとBBS製のアルミホイールセット(15インチ)だ。スポーツカーではBBSのアルミホイールのオプションも珍しくないが、まさか軽自動車のムーヴにも設定されているとは……。
その価格4本セット+取付工賃込みで税込み13万9041円也。ムーヴカスタムRSの車両本体価格は税込み143万円なので車両価格の約10%にもあたる金額に!!
では高級車の装備はどうだろう? 価格が高く、豪華な装備が豊富なことは知ってのとおりだが、そのなかでも「こんなモノまで付いてるの!?」という装備をご紹介。
BMWのなかでもフラッグシップとなる7シリーズとなれば、さまざまな贅沢装備が付いてくるわけだが、なかでも「ここまでやるか!?」というのが、760Liに標準装備のリアシートマッサージ機能。
担当など、スーパー銭湯の1回200円のマッサージチェアですら「高い!! これなら風呂上がりのコーヒー牛乳が2本も買えるじゃないか!!!」と断念するが、車両本体価格1958万円もする760Liを買うようなユーザーは、優雅にシャンパンでも飲みながらこのマッサージ機能を使って寛ぐのだろう……。実に贅沢だ。
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■お節介すぎるカーナビ
最近は渋滞予測もしてくれるなどより便利になってきたカーナビ。しかしそんなカーナビだが同時に「お節介すぎる!!」と思える機能も。それはカーナビの“しゃべり”だ。
例えばホンダのほとんどの純正ナビでは高速走行時など少しハンドルを切っただけで「車両のふらつきが大きくなりました」としゃべると同時に画面上に同様の字幕で注意するというお節介ぶり。
ありがたい機能ではあるけれど、多少のハンドル操作で言われてもねえ……。ほかにはマツダ車の純正ナビでは「急加速です。注意しましょう!」というしゃべりも。
高速の合流などやむを得ず急加速することもあるし、たまにはアクセルをグーっと踏みたくなることもあるだろう!! と突っ込みたくなる。ちょっとお節介だ。
オレのどこがふらついているってんだぁ! と思った経験……ありません?
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■的外れすぎる装備
クルマの装備は、何かしらの役目があって装備されているハズだが…。そんな役目を全うできていない装備がある。
それは、フィアットプントのグローブボックス。グローブボックスといえば、車検証をしまうスペースにするのが一般的だが、プントのそれに車検証を収めようとすると……。し、閉まらない。なんと車検証が収まりきらず、蓋が閉められないのだ。
これは、パンダも同様でフィアット・アルファロメオ某ディーラー販売員によると、「イタリア本国仕様とグローブボックスの形状などは変わっていませんが、恐らく本国では車検証をここに入れるという使い方をしていないのでしょうね」とのこと。
さすが細かいことは気にしないイタリア車のラテン気質だ。しかし、意外にもユーザーからの不満の声は「特にそういった声はあまりないですね。弊社のクルマを購入される方はそういった部分をあまり気にしないんじゃないでしょうか」だそう。
またプントはシフトレバーの前にドリンクホルダーが2つあるが、ここに500mlペットボトルを置くと、シフトを1速、あるいは5速に入れる時ペットボトルにレバーが当たって相当邪魔になる。的外れすぎる!!
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■高すぎる中古車
中古車といえば、新車に比べて大きく値を下げているのが一般的。ところが「かえって新車より高い!?」といったクルマがあるというのだ。
例えば、日産スカイラインR34GT-Rだ。R34GT-Rの生産終了は10年以上前の2002年だが、今でも状態のいい個体を中心に新車以上の値が付けられている個体も多い。
なかでも高値なのが、最終型のVスペックIIニュル(新車価格610万円)。中古車市場では600万円台後半くらいの個体も見られ、走行距離が少なく状態がよいモノだと1000万円級の値が付けられることも!!
GT-Rの場合、名車的価値が出てきているといえば納得だが、現行モデルでも“高すぎる”中古車があった。それは今年1月に7年ぶりのフルモデルチェンジをしたメルセデスベンツAクラス。
A180の新車価格は税込み284万円だが、中古車市場では車両価格300万円台の個体も少なくない。また、A250 SPORTの新車価格は税込み420万円だが、450万円台後半で出回っている中古車も。
これは予想外の人気で、需要に対して供給が追いついていないためだ。とはいえ中古車なのに高すぎる!!
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■デカすぎる燃料タンク
最近では、アルトエコの20Lしか入らないガソリンタンクが話題になり「なにも燃費のためにそこまでしなくても……」と思った人も多いだろうが、その逆、すなわちデカすぎるガソリンタンクは?
国産で一番大きいのがトヨタランドクルーザーの93L。ちなみにランドクルーザーのJC08モード燃費は6.7km/Lなので、仮にこの数値どおり走れたとして満タンからの航続距離は約623km。
いっぽう、輸入車ではレンジローバーがなんと105L!! JC08モード燃費は5.3km/Lだから航続距離は約556km。
アルトエコはJC08モード燃費が33.0km/Lで航続距離約660kmだと考えると、実に5倍以上のタンク容量をもってしても航続距離では負けてしまうという恐ろしい“大食い”モデルだ。
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■過ぎたるは及ばざるがごとし!? ○○すぎる△△
ここでは「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということわざのように「ちょっとやりすぎじゃあ……」というぐらい○○すぎるあれこれをさらにご紹介!!
●短すぎる青信号…東京都江東区にある丸八橋北詰交差点の信号の青信号点灯時間はわずか“3秒”。なぜこうなるかというとこの信号機が設置されるのは、都道476号線に合流する一方通行の側道だから。とはいえ3秒って……。もう少し長くできないの?
●強すぎるラリードライバー…WRCで前人未踏の9連覇を達成したセバスチャン・ローブ。その通算優勝回数は今年のWRC第8戦終了時点で78勝と歴代1位。歴代2位のマーカス・グロンホルムは通算30勝と50勝近い差だ。ドライバーズタイトル獲得回数の9回も歴代1位。2位のトミ・マキネン、ユハ・カンクネン(ともに4回)を大きく上回る。文字どおり史上最強のラリードライバーなのだ。
●長すぎる直線道路…日本で一番長い直線道路があるのは北海道美唄市~滝川市を結ぶ国道12号線で、その距離なんと29.2kmにも及ぶ。これは鉄道日本一の直線区間(JR北海道室蘭本線、白老駅~沼ノ端駅間)の28.7kmも上回っている。この区間をフルマラソンしてもまだ往復できないほど果てしない直線だ!!
●短気すぎるドライバー…先日、NASCARの所属チームから来季放出されることが明らかになった“コロンビアの暴れん坊”J-Pモントーヤ。F1時代の2004年サンマリノGPでシューマッハに押し出されたことに腹を立て「俺は確かにお前の前でブレーキを踏んだ。あれが見えないのはバカか盲目だ!」と激怒。短気すぎるドライバーだ!!
(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)
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