ステランティスは10月28日、電気自動車(EV)向けの新しい充電サービス「Free2move Charge Go」を欧州で発表した。このサービスは、欧州29か国で80万か所以上の公共充電ポイントにアクセスできる包括的なソリューションだ。

Free2move Charge Goは、ステランティスが展開する充電・エネルギー管理エコシステム「Free2move Charge」の3本柱の1つとして位置付けられている。同社は、自宅、職場、外出先でのEV充電体験を簡素化し、「常に充電できる状態を簡単に維持する」ことを目指している。

新サービスの最大の特徴は、専用アプリを通じて充電ステーションの検索から支払いまで、3クリックで完結できる点だ。アプリは無料でダウンロードでき、充電ポイントのリアルタイムステータス確認や、充電セッションのモニタリングなども可能となっている。

また、RFIDテクノロジーを搭載した専用カード「Charging Pass」も提供される。これにより、スマートフォンの電池切れや通信状況が悪い場合でも、カードをかざすだけで簡単に充電を開始できる。

Free2move Charge Goがアクセスできる充電ネットワークは、欧州の公共充電ポイント市場の96%をカバーしている。AC充電(最大22kW)からDC急速充電(50kW-350kW)まで、都市部から地方まで幅広い充電オプションを提供する。

ステランティスは、アルファロメオ、シトロエン、DS、フィアット/アバルト、ジープ、ランチア、リープモーター、オペル、プジョー、プロワンなど、グループ傘下のすべてのブランドの顧客にこのサービスを提供する。

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