「来世こそ大金持ちになって素敵なクルマを買いたい!!」と思っている人に忠告したい。我々は前世、今世、来世の連続性を認識できない。ということは来世などないのと同じ。目標を絞りに絞って、いまこの時に極楽を味わおうではないか!! ということで、ここでは200万円台で十分楽しめるクルマたちに的を絞り、この世の極楽を味わう!!

※本稿は2024年9月のものです
文:伊達軍曹/写真:トヨタ、ホンダ、ダイハツ、マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年10月10日号

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■「運転快楽」に焦点を絞れば活路は開ける

「運転が楽しい」ということを大前提にしないと、クルマ好きの即身成仏は難しい

 一芸と言ってもさまざまだが、我々カーガイとしては「ドライビングプレジャー」の部分がヌルいクルマには満足しづらいため、まずはそこを重視するべきだろう。

 もちろん「ドライビングプレジャーとパワーが凄くて、人も乗れて、ステイタス性もあって」みたいなクルマだと2000万円級の予算が必要になる。

 しかし、「とにかく運転が楽しければそれでよし! そのほかのことは(ある程度)どうでもいい!」と振り切ることができるなら、「車両価格200万円台まで」という制約の下でも活路は充分に開けるものだ。

 例えば「3人以上は乗れなくていいし、エンジンパワーが低くても問題ない」とマツダ ロードスターSを買うのもいいし、「鉄チンホイールでもよくね?」となれば、トヨタ GR86のRCに活路を見いだすことができるのだ。

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■トヨタ GR86 RC(車両価格:293.6万円)

トヨタ GR86 RC 全長4265×全幅1775×全高1310mm/車両重量1260kg/2.4L水平対向4(235ps)

 言わずと知れたFRスポーツも競技向けベース車の「RC」なら200万円台。競技向けとはいえ、快適装備はわりと普通だ。

●5段階評価
・ドライビングプレジャー:5
・居住性:2
・燃費:2
・デザイン性:4
・悪路性能:1

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■ホンダ N-ONE RS〈6MT〉(車両価格:216.04万円)

ホンダ N-ONE RS〈6MT〉全長3395×全幅1475×全高1545mm/車両重量840kg/0.66L直3ターボ(64ps)

 ローギアードな6MTとターボエンジンを搭載する軽。変速はややせわしなくなるが、そこがまたイイ!

●5段階評価
・ドライビングプレジャー:4
・居住性:3
・燃費:4
・デザイン性:4
・悪路性能:1

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■ダイハツ コペン GR SPORT〈5MT〉(車両価格:243.72万円)

ダイハツ コペン GR SPORT〈5MT〉全長3395×全幅1475×全高1280mm/車両重量850kg/0.66L直3ターボ(64ps)

 トヨタのGAZOO Racingとダイハツがタッグを組んで仕立てた軽スポーツ。物事を120km/h以下で考えるなら、コレで充分なのかも。

●5段階評価
・ドライビングプレジャー:4
・居住性:1
・燃費:3
・デザイン性:3
・悪路性能:1

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■マツダ ロードスター S(車両価格:289.85万円)

マツダ ロードスター S 全長3915×全幅1735×全高1235mm/車両重量1010kg/1.5L直4(136ps)

 説明不要のオープン2シータースポーツ。200万円台の「S」にはACCもレザーシートも付かないが、「スポーツカーにそんなモノいらん!」という考え方もあるはず。

●5段階評価
・ドライビングプレジャー:5
・居住性:1
・燃費:3
・デザイン性:4
・悪路性能:1

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