老若男女から高い支持を得ているコンパクトハイトワゴン。価格も安く、スライドドアで利便性バツグンと売れない理由がないのだが、トヨタのルーミーは、2024年7月の販売台数ランキングでも2位で約1万台と同クラスで一位だ。そこで今回は、トヨタに負けないライバル車と題して魅力的なクルマを探る。
※本稿は2024年9月のものです
文:片岡英明/写真:トヨタ、スズキ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年10月10日号
■モデルチェンジ後のソリオに注目だがルーミーは絶好調
ルーミーはソリオの好調に刺激を受けて開発され登場。ライバル視されたソリオは2020年の年末にモデルチェンジして第2世代にバトンタッチした。ボディサイズを拡大してキャビンの快適性を高めるとともに荷室の奥行きも大幅に伸ばした。ルーミーに大きく差をつける美点だ。
ルーミーはソリオを徹底研究して登場したが、参考にしたのは初代ソリオである。2代目はパッケージングだけでなく走りの実力も大きく進化させた。快適性も軽自動車とは大きく違うことがわかる。
ルーミーは1Lの直列3気筒で自然吸気とターボの二本立てだ。ソリオは4気筒で、純ガソリンのほかにマイルドHVとモーター走行できるフルHVを用意している。試乗すれば、走りの質感が違うことがわかる。燃費の点でも大きな差だ。
ソリオのほうがハンドリングはシャキッとしているし、乗り心地もいい。運転支援の安全装備も一歩上。ルーミーは売れているが、基本設計は古い。長く乗りたいならソリオがおすすめだ。
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