トライアンフは約4年ぶりに新型「Trident660(トライデント660)」を発表した。クルーズコントロールやクイックシフターを新たに携え、「ディアブロレッド/サファイアブラック」「コスミックイエロー/サファイアブラック」「コバルトブルー/サファイアブラック」「ジェットブラック」の4カラーをラインアップ。価格はジェットブラックが税込99万5000円、その他のカラーは税込100万8000円となる。
文/Webikeプラス編集部
新世代のライダーへ向けたロードスターのスタンダードモデル「トライデント660」
トライデントといえば、トライアンフの歴史を語る上でも重要なネームとして知られる。名前の由来はギリシャ神話に由来する「三叉の槍」であり、1968年~1975年ではマン島TTレースで輝かしい戦績を残した。
2020年に初登場を果たしたトライデント660は、水冷DOHC4バルブ660cc並列3気筒を装備したロードスターだ。エンジンはストリートトリプルSをベースに開発され、最高出力は81ps/10,250rpmを発揮。装備重量189kgと軽量な上、805mmと取っつきやすいシート高、さらには車両価格100万円というトライアンフの中でも非常にフレンドリーな位置付けの車両である。
中間排気量のロードスター分野における新たなスタンダードを打ち立て、新世代のライダーにも愛されるように設計されたという。660ccという排気量も、欧州における入門クラスであるA2ライセンスへの対応も考慮した結果だった。
新型トライデント660はより走りに特化した仕様に!
今回発表された新型トライデント660のコンセプトは前モデルと同様。「3気筒エンジンならではのパフォーマンス」「クラスをリードするテクノロジーとハンドリング」「魅力的な価格」としている。
主な変更点としてはクラッチレバーの操作が無くともシフトチェンジが可能な「トライアンフ シフトアシスト(クイックシフター)」を新たに装備。6軸慣性計測ユニット (IMU)を活用し、最適なコーナリング性能も獲得した。
さらにはクルーズコントロールの標準装備や、既存のライディングモードでの「ロード」「レイン」に加え、「スポーツ」も新たに追加された。非常に走りに特化した仕様になったと言えるだろう。
より幅広いユーザーに対してフレンドリーになった新型トライデント660。3気筒を体感したい人や、初めての大型バイクに挑戦したいという人にも強くオススメできるだろう。
Trident660
ディアブロレッド/サファイアブラック
コスミックイエロー/サファイアブラック
コバルトブルー/サファイアブラック
ジェットブラック
Trident660 主要諸元
・全長×全幅×全高:2020×795×1089mm
・ホイールベース:1401mm
・シート高:805mm
・車重:190kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒OHC4バルブ 660cc
・最高出力:81PS(60kW)/10,250 rpm
・最大トルク:64Nm/6,250 rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段(DCT)
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R17、R=180/55R17
・価格:税込100万8000円(ジェットブラックのみ税込99万5000円)
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/411182/
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。