シボレーは、電動ピックアップトラック『シルバラードEV』の2025年モデルを年内に米国市場で発売すると発表した。

新モデルは3つのトリムラインで展開され、航続距離や装備、価格帯において、個人顧客から法人顧客まで幅広いニーズに対応する。

最大の特徴は、業界トップとなる792kmの航続距離を実現したことだ。これは「マックスレンジ」と呼ばれる特別仕様車で達成された数字で、電動トラック市場における新たな基準となる。

シルバラードEVは、ワークトラック(WT)、LT、RSTの3つのトリムで展開される。新たに追加されたLTトリムは、標準装備モデルとプレミアムパッケージモデルの2種類が用意されある。

シボレー・シルバラードEVの2025年型

LTトリムの主な特徴は以下の通り。

・300kWのDC急速充電に対応

・18インチアルミホイールを標準装備(22インチホイールは後日オプション追加予定)

・独自のフロントフェイシアと高級感のある外装照明

・17.7インチのセンターインフォテインメント画面と11.3インチのドライバー情報センター

・最大牽引能力5670kg、積載量816kg

・ワイドオープンワッツモードで最大トルク1037Nm、最大出力645hp

・6色のボディカラー(トリム専用のブルースモークメタリックを含む)

・マルチフレックステールゲートを標準装備

・1回の充電で656kmの航続距離

一方、WTトリムは商用車向けで、マックスレンジモデルで792kmの航続距離を実現。拡張レンジバッテリーパックを搭載したモデルは、679kmの航続距離となる。

RSTトリムは2種類のバッテリーパックオプションがあり、最大740kmの航続距離を誇る。

シボレーは2025年モデルのシルバラードEV(WT、LT、RST)を年内に出荷開始する予定だ。また、モデルイヤー後半には、標準レンジバッテリーパックを搭載したWTモデルも追加される。

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