アウディは10月8日、新型電動SUVの『Q6 e-tron』が、Euro NCAP(欧州新車アセスメントプログラム)において、最高評価の5つ星を獲得した、と発表した。

Euro NCAPは「大人の乗員保護」「子供の安全性」「交通弱者の保護」「標準装備の運転支援システム」の4カテゴリーで評価を行う。Q6 e-tronはすべてのカテゴリーで優れた結果を示した。

特筆すべきは「子供の安全性」カテゴリーでの92%という高評価だ。これは2023年から2024年にかけてテストされた全車種の中で最高得点であり、「ベスト・イン・クラス」の称号を獲得している。

Q6 e-tronは、後部座席に2つ、助手席に1つの計3つの「i-Size」対応シートを備えている点が高く評価された。「i-Size」は2013年に導入された欧州の安全基準で、チャイルドシートと車両の互換性を保証するものだ。

また、助手席には後ろ向きチャイルドシート使用時に自動的にエアバッグを無効化する機能が搭載されている。これにより、車両が状況を「理解」してエアバッグをオフにすることができる。

「大人の乗員保護」カテゴリーでも91%という高評価を獲得。さらに、アウディモデルとしては初めて「事故後の機能」(救急サービス用のレスキューデータシートやe-callなど)も評価対象となり、Q6 e-tronは非常に良い成績を収めた。

アウディでは車両の安全性を最優先事項と位置付けており、220人の専門家が年間1000回以上の複雑な衝突テストと約2万回の仮想事故シミュレーションを実施している。また、新しい安全機能の開発にも継続的に取り組んでいる。

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