BYDは、プラグインハイブリッド車(PHEV)の『シール U DM-i』が、欧州の自動車環境性能評価機関グリーンNCAPの厳格なテストで最高評価となる5つ星を獲得した、と発表した。
シール U DM-iは、BYDが独自に開発したスーパーDM(デュアルモード)テクノロジーを採用している。シール U DM-iは、86kWhのバッテリーを搭載し、WLTPモードで500kmの航続距離を実現。公式発表の電費は20.5kWh/100kmで、これはグリーンNCAPの独立したテストでも確認された。
グリーンNCAPの評価は通常の認証テストよりも厳しく、高負荷のハイウェイサイクルやマイナス7度での低温テストなど、厳しい条件下での性能も評価対象となる。特に大型SUVにとっては、空気抵抗やキャビン暖房の要求などが消費エネルギーに大きく影響する厳しいシナリオだ。
BYDの欧州初のPHEV『シール U DM-i』シール U DM-iはこれらの課題にもかかわらず、予想される範囲内の性能を発揮。消費量は増加したものの、効率性を維持した。結果として、平均スコア93%を達成し、グリーンNCAPから5つ星の評価を獲得した。
BYDは最近、欧州市場に初のPHEVとしてシール U DM-iを投入した。このスタイリッシュで広々としたSUVは、インテリジェントなPHEV技術の革新的な製品で、電気自動車の利点を活かしつつ、航続距離の制限を解消している。
グリーンNCAPは、クリーンでエネルギー効率が高く、環境に優しい自動車の普及を促進することを目的とした独立した取り組みだ。厳格なテストを通じて、自動車メーカーに環境性能の向上を促している。
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