中部経済新聞がトヨタがノア/ヴォクシーの国外での製造をトヨタが検討していると報じた。長納期化が発生しているトヨタの一部車種だが、国外での製造ともなれば消費者にとっても大きなニュースになりそうだ。

文:ベストカーWeb編集部/写真:TOYOTA

■台湾での製造については検討段階か?

大人気のノア/ヴォクシー。納期の長期化も懸念されている

 2024年9月20日、中部経済新聞がトヨタのノア/ヴォクシーについて2026年から台湾での製造分を日本に輸出すると報じた。

 報道によれば愛知県刈谷市の富士松工場と生産を並行し、国内分の車種については台湾製と日本製が共存することになるという。

 こちらについてトヨタ自動車広報部に確認をした。

「報道については当社から公表したものではありません。中長期の競争力確保に向け、グローバルでの最適な供給体制構築について常に検討しています。個別の車種の将来の商品計画、生産計画については回答を差し控えさせていただきます」との回答。

 グローバルでの供給体制構築という部分では、地理的な関係も考慮すれば台湾での製造は充分考えうる選択肢だろう。

 トヨタは生産事業体として1984年に国瑞汽車股份有限公司を設立、1986年に中壢工場でダイナの製造開始、1995年には2カ所目の生産拠点である観音工場を立ち上げている。40年の歴史を誇る台湾のトヨタの歴史だけにクオリティも不安はないだろう。

 消費者にとっても供給体制が安定するのは喜ばしい話であり、今後の動静を見守りたい。

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