アーバンリサーチは9月10日、トヨタ自動車と豊島株式会社と連携し、環境・人・地域に優しいエシカルな変容を目指す取り組みを開始した、と発表した。

アーバンリサーチは、アパレル企業としての視点からSDGs基本方針「3C」を定め、国際社会の一員として積極的にSDGsを推進している。その方針のもと、今回の取り組みを発表した。

この連携の第一弾として、アーバン・ファミマ!! 虎ノ門ヒルズビジネスタワー店にて「TOYOTA UPCYCLE POP UP STORE」をオープンする。このポップアップストアでは、自動車の新車製造工程で発生するリユース・リサイクルが難しい廃棄物を素材とした商品が展開される。シート本革、シートベルト、エアバック基布の3種類の廃棄素材をアップサイクルした商品がラインナップされている。

「TOYOTA UPCYCLE GEAR」は、エアバックとして使われるナイロンの基布とシートベルトの端材をアップサイクルして作られたアイテムで、染色やシワ加工により独特な風合いを持つ。デイリーユースからアウトドアシーンまで幅広く使用できる。また、LEXUSの車両に使用される上質なシートレザーの端材をアップサイクルしたステーショナリーも販売される。

「TOYOTA UPCYCLE POP UP STORE」は、2024年9月20日から10月11日までの期間限定で開催。営業時間は11時00分から20時00分までで、9月20日のみ18時00分までとなる。

トヨタ自動車は、カーボンニュートラル推進活動の一環として2021年4月に「TOYOTA UPCYCLE」プロジェクトを始動。自動車の製造工程で発生する廃棄物を素材に、新しい価値を持つ商品・サービスへと生まれ変わらせる取り組みを展開している。将来的には、製造業全体の廃棄物を融合し、エシカル文化の普及拡大を目指している。

豊島株式会社は、1841年創業の企業で、ファッション産業のサプライチェーンを総合的に担い、持続可能なライフスタイルを提案する企業としても知られている。2019年より「MY WILL」をステートメントとし、サステナブル素材や機能的な商品の開発を進めている。

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