みなさん、ダイハツウェイクのこと、覚えていますよね!? デリカミニやタントファンクロスに加え、新型スペーシアギアやN-BOXジョイと、ここにきて、軽スーパーハイトワゴンのSUVテイストモデルが注目を浴びているけど、ちょうど10年前に誕生したウェイクは、それらの「ご先祖様」的なクルマと言っていい! コテコテしないすっきりデザインが、今見てもステキ! 次期型ウェイクを期待しつつ、今再び讃えたいッ!!
文・写真:ベストカーWeb編集/写真:ダイハツ、スズキ
■まさに群雄割拠!! 軽スーパーハイトワゴンのSUVテイストモデル
最近、話題を集めているクルマといえば、スズキ新型スペーシアギアとホンダN-BOXジョイ。どちらも標準モデルをベースに、おしゃれにアクティブにアウトドアテイストを注入している軽スーパーハイトワゴンで、2024年9月下旬頃に発表とされている。
上が新型スペーシアギアの公開中の画像で、下がN-BOXジョイの予想CG。いいですね~! 標準モデルにはないアクティブ感あるデザインがユーザーの心に刺さり、発表前から大活況!
加えて、使い勝手のいいギア感あふれる室内装備になることは間違いなく、こういう部分もニーズをグッとつかんでいると言えよう。
さらには、eKクロススペースを大幅にキャラ変した三菱デリカミニはすでに人気者で、日本カー・オブ・ザ・イヤー2023-2024で「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するほど、スタイルは高評価(下に画像あり)。いいですよね~、このクルマ!
……とまぁ、群雄割拠のごとく、軽スーパーハイトワゴンのSUVテイストモデルが増えていくなか、筆者は思った。「2014年11月に誕生したダイハツウェイクこそ、それらの先を行っていたクルマだったのではないか~!!」と。
■アルファードより広い「室内高1455mm」。これが「ウルトラスペース」だ!!
みなさん、上画像がダイハツウェイクです! デリカミニやスペーシアギアなどとはまた雰囲気が異なり、黒っぽい樹脂などが付かないすっきり系デザイン。それでいて、アウトドアテイストも伝わるから、いい感じのデザインだと思う。
このクルマのテーマは「もっと軽にできることの追求~視界のよさと、荷室の広さ~」で、「高い全高」から構築されたテーマだ。
背が高いことでも知られる現行スペーシアギアの全高1800mmに対して、ウェイクの全高は1835mmと、プラス35mm! 明らかに背の高いカタチが特徴なんです。
全高1835mmにより、目線の高さが確保できて「見晴らしがいい!」。さらに、室内高が1455mmと軽自動車とは思えない空間を確保!
ちなみに、現行アルファードの室内高が1360mmなので、とんでもない室内高を10年前に実現していたワケです!!
という感じで、当時の軽自動車最大の室内空間がウリだったウェイク。その勢いで付けられた名称が「ウルトラスペース」! 思い切ったこの名前、好きです。
■すっきり系だけどアウトドアテイストがにじみ出るデザイン
そのほかにも、アンダートランクが内蔵されたラゲッジスペースには、2Lペットボトルがなんと24本も積むことができたり(約90Lの大容量)、上下2段調整式のデッキボードで変幻自在の収納力、撥水加工のフルファブリックシートの採用……など、たくさん積んで趣味を楽しめる要素が盛りだくさんのウェイク。
それらの特色以上に、今再びウェイクを讃えたい理由はデザイン。背がたか~いこのクルマのウリをうまく活かし、デザインがまとまっていると思う。2014年登場時の画像や、2016年と2021年の一部改良時の画像などをここで紹介しているので、じっくり見てやってくださいまし!
四角いカタチに合わせるようにヘッドライトも四角。タイヤが四隅にあり「座り」がいいし、アルミホイールデザインもいい感じ! そして、リアピラーの個性あるデザインがナイス。
(何度も言いますが)全体的にすっきり系デザインだけど、アウトドアテイストがしっかり伝わる仕上がりなんですよ!
ウェイクは2022年8月に生産終了……。今でも、マイチェンで顔などを変えつつ販売していたら、SUVテイスト・軽スーパーハイトワゴン軍団の潮流に乗り、いい線で人気モデルになっていたんじゃないかと思う。
思い切って、次期型ウェイクを投入する! というのもアリなんじゃないですかね、ダイハツさん!!
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