テスラは9月8日、急速充電「スーパーチャージャー」が日本導入10周年を迎えた、と発表した。2014年に六本木に日本初のスーパーチャージャーが設置されて以来、テスラは国内で120か所、598基のスーパーチャージャーを運営している。これは世界最大級の急速充電ネットワークであり、日本国内でも最速の充電スピードを誇る。

電気自動車の普及には、どこでもシームレスに充電できる環境が不可欠。テスラは、オーナーがどこへ行っても簡単に充電できるよう、充電設備の拡張に努めている。スーパーチャージャーは、数十分で充電が完了し、最大250kWの出力で約15分で最大275km走行分を充電できる。

テスラの充電ネットワークは、公共充電設備に加え、自宅や目的地での充電、スーパーチャージャーによる経路充電を提供している。これにより、自由な移動が可能となっている。また、スーパーチャージャーは道路沿いのレストラン、カフェ、道の駅やショッピングセンターなどに戦略的に配置されており、充電で停車する回数を最小限に抑えることができる。

テスラは北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域の主要ルートを繋ぐスーパーチャージャーを展開しており、世界合計で5万9000基以上が設置されている。日本国内では120か所、598基が稼働中だ。

テスラの強みは、スーパーチャージャーの設計、製造、設置、メンテナンスを一括で行う点にある。北米では、設置工事と稼働開始までの期間を大幅に短縮する取り組みが進められており、これにより新しいサイトでの設置が数日で完了するようになっている。

テスラは今後も充電設備の拡充を続け、電気自動車の普及を支えていく方針だ。

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