トヨタ自動車は9月4日、ドイツ・ハノーバーで9月16日に開幕する「IAAトランスポーテーション2024」に出展すると発表した。700平方mのブースでブランドの商用車フルラインナップを展示する。

展示される車両には、『PROACE MAX(プロエース・マックス)』、新型『PROACE(プロエース)』、新型『PROACE CITY(プロエース・シティ)』、そしてピックアップトラックの新型『ハイラックス』のHybrid 48Vが含まれる。これらの車両は、新しいEVパワートレインや効率的な内燃機関を搭載している。また、トヨタの水素ベースのソリューションも展示される予定だ。

◆大型商用バン市場に初参入、ハイラックス初のハイブリッドも

トヨタ・プロエース・マックス・エレクトリック

PROACE MAXの発表により、トヨタの欧州商用車事業は新たなマイルストーンを迎えるという。これにより、トヨタは欧州の大型バン市場に初めて参入することとなる。これまでコンパクトおよび中型バン市場で競争力を証明してきたトヨタは、すべての重要なLCV市場セグメントに存在感を示すこととなる。

新型PROACE MAXはEVバージョンが用意され、多様な改造オプションに対応している。工場出荷時にはドロップサイドやシャシーバージョン、ティッパーが利用可能で、認定コンバーターによる特別な改造も行える。

また、今年は新型の中型バンPROACE、コンパクトPROACE CITY、およびそれぞれの乗用車モデルのVERSOも発表された。これらはすべて、新しいファミリーデザインを特徴としている。

トヨタ・プロエースシティ・エレクトリック

さらに、ハイラックスは、2025年初めて48Vハイブリッドシステムを搭載する。これにより効率性が向上し、運転性能がさらに改善、都市部やオフロードでの運転快適性が向上するとしている。

トヨタのブースの一部は、水素モビリティソリューションの専用展示となり、燃料電池のハイラックスのプロトタイプや、トラック、バス、その他の輸送手段に統合できる燃料電池システムが展示される。

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