8月11日スタートのアジアクロスカントリーラリー2024に今年もチーム三菱ラリーアートが参戦。昨年に引き続き新型トライトンで挑むのだが、マシン性能を大幅強化。増岡総監督も太鼓判を押すほどの自信作なのだ。ダカールラリーで大活躍した往年の三菱が帰ってきた!!
※本稿は2024年7月のものです
文:ベストカーWeb木村剛大&板倉拓寿/写真:森山良雄、三菱 ほか
初出:『ベストカー』2024年8月26日号
■三菱 トライトンがタイ国内を所狭しと駆け抜ける!
2024年はタイ国内の総距離2000kmを7日間で走破する。2023年はほぼノーマル状態で出場したが、今年は大幅に手を加えている。
増岡総監督いわく「注目はシーケンシャルミッションに変更したこと。最大限パワーを引き出せ、完成度も◎」と満面の笑みで語るほど。全幅は45mmアップし、リアブレーキはディスクに。リアサスもコイルに変更など入魂の仕上がりとなる。
2024年は日本人が2組、タイ人チームが2組という内訳。特筆すべきは増岡総監督以来、久々の社員ドライバー「小出選手」が参戦すること。これまでランエボなどの開発ドライバーも務めており期待大。
個人的に気になったのがタイ人コ・ドラ「ピラポン選手」は元水兵さんという珍しい経歴の持ち主。増岡総監督は「航海図などを読んでいた経験からナビゲーターとしての才能も◎。ペアのチャヤポン選手ともに期待している」という。
ともあれ2024年のAXCRでチーム三菱ラリーアートの4台が活躍することは確実。期待大です!
■オフロード初体験のハタチも大感動!!
人生初のオフロード走行。正直言って乗る前までは興味は薄いほうでした。ですが実際に走行する車両の助手席に座らせて頂き、価値観が180度、いや540度は変わりました。
楽しいのはもちろん、外からは豪快な動きに見えるけど運転は繊細に行うという奥深さのあるところにすっかり惚れてしまいました。近い将来絶対に挑戦したいです!
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