アウディは9月2日、SUV『Q5』新型の高性能モデル『SQ5』新型を欧州で発表した。
新型SQ5には3.0リットルのV型6気筒ガソリンTFSIエンジンを搭載する。最大出力367ps、最大トルク550Nmを獲得する。このエンジンは最適化された燃焼プロセスを採用し、可変タービンジオメトリ(VTG)を備えたターボチャージャーとマイルドハイブリッドの「MHEVプラス」技術を初めて搭載している。
アウディ SQ5 新型新型は、ブランド特有の運転特性を持ち、サスペンションとステアリングの最適化により快適性が大幅に向上している。標準装備のダイナミックに調整されたスチールサスペンションに加え、スポーツサスペンションも選択可能である。FSD(Frequency Selective Damping)システムと組み合わせたスチールスプリングサスペンションは、路面の凹凸や車線変更時の安定性を高める。オプションのエアサスペンションでは、アウディドライブセレクトを通じて個々の要件に合わせた設定が可能で、快適モードとスポーツモードの間でより明確な違いを実現する。
新型は、最新世代の運転支援システムを搭載しており、デジタル化されたインテリアが特徴だ。アウディMMIパノラマディスプレイとMMIパッセンジャーディスプレイを備え、10.9インチのMMIパッセンジャーディスプレイにはアクティブプライバシーモードが搭載されている。この技術により、運転中にドライバーがディスプレイの内容に気を取られることがなくなる。
アウディ SQ5 新型さらに、AIサポートの学習型音声アシスタント「アウディアシスタント」が搭載されており、車両の多くの機能を音声で操作できる。このデジタルアシスタントは、MMIの中央タッチディスプレイとヘッドアップディスプレイにアバターとして表示される。
インフォテインメントシステムにはAndroid Automotive OSが採用されており、OTA(Over-the-Air)アップデートで常に最新の状態が保たれる。YouTubeなどのアプリもMMI内のストアから直接利用可能で、スマートフォンは不要だる。
新型には、ヘッドアップディスプレイ(HUD)もオプションで用意されている。HUDは速度、運転支援システム、ナビゲーション指示、メディアデータなどを明確に表示する。これにより、ドライバーは視線を道路から離さずに車両やインフォテインメント機能を操作できる。HUDのコントロールはステアリングホイールのボタンで行い、リストをスクロールして直接選択することができる。
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